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古い数珠の処分方法は?個人の数珠を捨てる際の方法なども併せて解説

古い数珠の処分には、様々な方法があります。専門業者に依頼するほか、個人での処分も可能です。数珠をはじめとする仏具の買取に対応した業者もあります。
今回は、古い数珠の処分方法について解説します。故人の数珠の処分方法や清め方もぜひ参考にしてください。

【目次】
数珠とは
 数珠の種類
 数珠の歴史
数珠を処分するタイミング
古い数珠を処分する6つの方法と費用
 1.ゴミとして処分する
 2.自宅の敷地内で埋める
 3.処分せず修理して使う
 4.お寺や神社に納める
 5.仏具店や購入した店に引き取ってもらう
 6.不用品回収業者に引き取ってもらう
故人の数珠を処分する方法
 葬儀の際に棺に入れて処分する
 遺品整理業者を利用して処分する
 業者を使わず自分で処分する
数珠の処分時に清める必要性と方法
 数珠を処分する時に清める必要性はあるのか
 数珠の清め方
寺院の数珠の買い取りなら永寿堂にお任せ下さい
まとめ

 

数珠とは

黒檀の数珠数珠は、仏教において重要な法具のひとつです。主に、念仏を唱える際に使用されます。回数を数えるために用いることから「念珠」とも呼ばれ、古くからお守りとしての役割も果たしてきました。
仏事の際は数珠を持参するのがマナーとされ、社会人の必須アイテムでもある数珠には様々な種類があります。まずは、数珠の種類や歴史についてみていきましょう。

 

数珠の種類

数珠の種類は、「略式」と「本式」の大きく2つに分類されます。略式の数珠は「片手数珠」とも呼ばれ、すべての宗派で使用できることが特徴です。男性用に比べ、女性用の片手数珠は玉が小さくなります。
本式の数珠は、数珠の本来の形である108個の玉で作られています。宗派により仕様は異なり、こだわりの数珠を長く使いたい方におすすめです。女性用に限り「八宗用(はっしゅうよう)」と呼ばれる宗派を問わず使える数珠も存在します。

 

数珠の歴史

数珠の起源には諸説ありますが、約3500年前のバラモン教の聖典には「連珠」という記述があり、数珠はこれが転じものではないかといわれています。また、ヒンドゥー教の信者たちの間には、祈りの回数を数える際に数珠を使う習慣が存在しました。
数珠は、仏教伝来とほぼ同じ時期に日本に伝来したといわれています。なかでも金や銀、水晶などを用いた数珠は、非常に貴重なものとして扱われていました。
一部の僧侶のものだった数珠は、平安末期になると庶民の間に普及していきます。現在使用される数珠の多くは、この時期に形成されたものです。江戸時代に入ると一般売買が公許され、数珠は庶民にとって一般的な仏具となりました。

 

数珠を処分するタイミング

処分する数珠のイメージ仏具のひとつである数珠は処分に戸惑うこともあるかもしれませんが、一般的に以下のような場合は、処分するタイミングといえます。

  • 玉を繋げるヒモが切れた

  • 新しい数珠に買い替えた

  • 結婚などで生活環境が変わった

玉を繋げるヒモが切れた場合は、修理を検討するのもひとつの方法です。ただし、購入後間もないにも関わらず、頻繁にヒモが切れる数珠は不良品の可能性があります。この場合は処分をし、買い替えたほうがよいでしょう。
新しい数珠を購入したり、結婚などで生活環境が変わったりした場合も処分を検討するタイミングです。古い数珠は適切な方法で処分し、新たに購入した数珠を大切に使用しましょう。

 

古い数珠を処分する6つの方法と費用

古い数珠古い数珠を処分するには、以下の6つの方法があります。

  1. ゴミとして処分する

  2. 自宅の敷地内で埋める

  3. 処分せず修理して使う

  4. お寺や神社に納める

  5. 仏具店や購入した店に引き取ってもらう

  6. 不用品回収業者に引き取ってもらう

ここでは、それぞれのメリットや費用などを紹介します。数珠の処分方法には決まりはないため、自分に合った方法を検討してみてください。

 

1.ゴミとして処分する

もっとも一般的なのは、ゴミとして処分する方法です。地域の指定日にゴミとして出せば、特別な費用はかかりません。数珠の素材により、燃えるゴミ、燃えないゴミに分別して処分してください。
ゴミとして捨てるのに気が引ける場合は、一度清めてから処分するのがおすすめです。清めるには、数珠に塩をかけたり、お経を唱えたりといった方法があります。詳しい清め方は後の章でも紹介するため、そちらも参考にしてください。

 

2.自宅の敷地内で埋める

自宅がある場合は、敷地内に埋めるのもひとつの方法です。数珠の素材に左右されることなく、好きなときに処分できます。
埋める前は、前述した方法で数珠を清めるのがおすすめです。木製の数珠の場合は、自宅で焼却処分もできます。ただし、自宅に庭がない場合はこの方法は使えません。公園や山など、私有地以外に数珠を埋めると法律違反となるケースもあるため注意しましょう。

 

3.処分せず修理して使う

愛着がある数珠の場合は、処分ではなく修理を検討してみましょう。仏具店や修理専門店に相談すれば、糸が切れたり、房が傷んだりした数珠もきれいな状態に直せます。房の色を変えたくなったときにもおすすめです。
修理の費用や日数は、数珠の素材や修理箇所によって異なります。また、すべての仏具店が修理に対応しているわけではありません。
近隣に修理店がない場合は、宅配サービスを展開している店舗が便利です。壊れた数珠を店舗に送れば、きれいな状態に修復された数珠が自宅に返送されます。

 

4.お寺や神社に納める

お寺や神社によっては、不要になった数珠の回収を行っています。長年使用した数珠には念が宿るといわれることもあるため、自分で処分するのは気が引ける場合は、供養をお願いしてみると良いでしょう。
料金は基本的に無料ですが、依頼時に確認しておくとより安心です。普段からお付き合いのある寺や、近隣の寺社に一度相談してみてください。

 

5.仏具店や購入した店に引き取ってもらう

新しく数珠を買い替える際は、仏具店に数珠の引取を相談してみるのがおすすめです。店舗によっては、古くなった数珠の回収を行っています。新しく購入する数珠について、相談できることもメリットのひとつです。
仏具店によっては、購入の有無にかかわらず無料で回収のみを行うケースもあります。数珠を購入した店舗がわかる場合は、一度問い合わせてみると良いでしょう。

 

6.不用品回収業者に引き取ってもらう

近くに寺社や仏具店がない場合は、不用品回収業者に引き取ってもらいましょう。特に、数珠以外に処分したい品があるときは、専門業者の利用がおすすめです。大型家具や家電など、持ち運びが難しい品もまとめて処分できます。
業者によっては、金庫やタイヤといった自治体で回収不可能な品の引き取りも可能です。費用は業者により異なりますが、無料回収をアピールする業者の中には悪質なものも紛れているため注意してください。
自治体の許可を得て運営している業者であれば、「一般廃棄物処理業許可」や「古物商許可」を取得しています。引き取りを依頼する前に、ホームページの会社概要欄などに取得の記載があるか確認しておきましょう。

 

故人の数珠を処分する方法

故人の数珠や念珠故人の持ち物の場合、数珠の処分は心情的に戸惑う部分もあるのではないでしょうか。故人の数珠は、不要となった数珠とは処分方法が若干異なります。
基本的に、葬儀の際に棺に入れなかった数珠は、遺品整理業者を利用したり、自分で処分したりすることになります。故人の数珠が手元にある場合は、こちらで紹介する処分方法を参考にしてください。

 

葬儀の際に棺に入れて処分する

古来から、数珠は死後の世界への旅立ちに必要なものとされてきました。そのため、故人の持っていた数珠は、葬儀の際に棺に入れて処分するのが一般的です。
仏教徒の場合は、故人を白装束の姿に着せ替えた後に数珠を手に持たせます。形見として残したい場合は、葬儀社に相談し別の数珠を用意してもらうと良いでしょう。
故人の数珠をはじめ、棺に入れる故人愛用の衣類や食べ物などは、副葬品と呼ばれます。副葬品は、素材や量によっては棺に入れられないこともあるため注意が必要です。不燃性の数珠の場合、火葬後に焼け残ってしまいます。
不燃性の数珠のほか、入れ歯やペースメーカーなどの医療機器も棺に入れられないことがあります。判断に迷う場合は、火葬場の職員や葬儀業者に相談してみてください。

 

遺品整理業者を利用して処分する

葬儀後に故人の数珠を処分したい場合は、遺品整理業者の利用を検討してみましょう。数珠だけでなく、仏壇や家財の処分をまとめて依頼できます。故人が暮らしていた住まいを整理したいときにもおすすめです。
遺品整理業者を選ぶ際は、遺品整理士の認定の有無が判断材料のひとつになります。遺品整理士は、遺品整理の分野について一定の知識を持つことを担保する資格です。
知識のある業者であれば、通帳や不動産権利証、印鑑など相続手続きに必要なものは残したうえで不用品を処分できます。写真やアルバムなど、遺族にとって大切なものを残すことも可能です。

 

業者を使わず自分で処分する

業者を利用しない場合は、自分で処分することになります。ゴミとして処分したり、お寺や神社に納めたりといった方法を検討しましょう。
前述したように、数珠の処分方法に正式な決まりはありません。基本的には自分の好きな方法で処分できます。宗教的に捨てることに戸惑いがある場合は、次に続く清め方などを参考にしてみてください。

 

数珠の処分時に清める必要性と方法

水晶の数珠や念珠前述したように、数珠は仏教において重要な仏具のひとつです。そのため、処分の際は清めるのが一般的とされています。ただし、必ずしも清めなければいけないというわけではありません。
ここでは、処分前に数珠を清める必要性と、数珠の清め方を紹介します。「数珠はなんとなく捨てづらい」、「そのまま処分するのは不謹慎なのでは?」と気になる際はぜひチェックしてみてください。

 

数珠を処分する時に清める必要性はあるのか

数珠は「念が込められている」という理由から、清めて処分するのが一般的とされています。そのため、そのまま処分すると「バチが当たる」などといわれることがあるかもしれません。
しかし、近年入手できる数珠の多くは大量生産されているものです。「念が込められている」という理由は、さほど気にする必要はないと考えられます。宗教的なものが気にならないのであれば、そのまま処分するのもひとつの方法です。

 

数珠の清め方

数珠はお経を唱えた後、塩を振って清めます。ゴミとして処分する場合は、清めた後に清潔な白い布に包んだり、封筒に入れたりすると良いでしょう。木製の数珠であれば、そのまま燃やすこともできます。
お寺や神社に納めたり、仏具店などに回収してもらう場合は、自分で清める必要はありません。いずれも必ず清めることにこだわりすぎず、自分に合った方法を検討しましょう。

 

寺院の数珠の買い取りなら永寿堂にお任せ下さい

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骨董品買取専門店 永寿堂へのお問い合わせ先

・TEL:0120-060-510
・メールフォーム:https://www.eijyudou.com/contact/
・LINE ID:@721crjcp

 

まとめ

数珠の処分についてまとめイメージ数珠は、仏事に欠かせない重要な仏具です。処分方法に公的な決まりはありません。きちんと分別すれば、ゴミとして処分することもできます。
処分方法に迷ったり、まとめて処分したい仏具があったりするときは、専門業者に依頼するのがおすすめです。特に、買取業者であれば、処分と同時に買取額を得られる可能性があります。大切な数珠を処分するために、ぜひ自分に合った方法を検討してみてください。

 

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