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価値の高い茶道具とは?茶器や茶碗を高価で買取してもらうポイントを解説

価値の高い茶道具には、いくつかの条件があります。茶道具を高く売るためにはいくつかの工夫が必要です。この記事では、茶道具の基本情報や種類、高く売るための方法などを解説します。茶道具の売却を考えている場合は、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】
茶道具とは
茶道具の種類
 茶碗(ちゃわん)
 茶杓(ちゃしゃく)
 棗(なつめ)
 柄杓(ひしゃく)
 鉄瓶
 水差し
 茶釜
価値の高い茶道具の特徴
 保存状態が良い
 有名作家の作品
 素材や関連人物などで希少性が持つ
 「落款」・「銘」・「花押」がある
 家元の書付がある
茶道具をより高価で買取してもらうポイント
 鑑定前に軽く手入れしておく
 箱や付属品が揃っている
 セットの作品であれば揃えて鑑定に出す
茶道具の買取は永寿堂にお任せください
まとめ

 

茶道具とは

茶道具の茶碗と茶筅茶道具とは、茶道に用いる道具の総称のことです。そもそも茶道は、人をもてなすための行為として生み出されました。茶道の道具は、おもてなしをする上で、空間づくりに欠かせません。そのため、由緒ある茶道具は骨董品としての価値が高く、文化財として保存されています。

日本の伝統的な茶道に欠かせないものを茶道具といい、空間づくりには必要なものでした。

 

茶道具の種類

茶道具の価値が高い茶碗茶道具には、さまざまな種類があります。代表的な種類を以下にピックアップしてみました。

・茶碗(ちゃわん)

・茶杓(ちゃしゃく)

・棗(なつめ)

・柄杓(ひしゃく)

・鉄瓶

・水差し

・茶釜

ここでは、上記7つの茶道具の用途や特徴などを解説します。自分の持っている茶道具がどのような用途で使われるものなのか、気になる方は参考にしてみてください。

 

茶碗(ちゃわん)

茶碗とは、茶道でお茶をいただくときに使用される器のことです。主に和物と唐物に分けられます。和物とは、日本で作られた茶碗のことです。
中国や朝鮮の高羅などで作られた茶碗は、唐物と呼ばれます。これは薄茶用と濃茶用に分かれており、濃茶には文様のないものを、薄茶にはあるものが使用されるのが特徴です。茶碗は、作家等によって細かく分類されることもあります。

 

茶杓(ちゃしゃく)

茶杓とは、抹茶を茶入や棗からすくって、茶碗に移すために作られた道具です。柄の長いスプーンのような形状をしています。主に竹で作られた茶杓が多いですが、松や桜、象牙などを使っているものもあるようです。
使ったあとは洗わずに、乾いた布で拭き取ります。普段はキズが付かないように、保存用の入れ物に入れておきましょう。茶道具の中でも、大切に扱われているものの一つです。

 

棗(なつめ)

棗とは、抹茶を入れるための道具です。棗の実に形状が似ているところからその名前が付けられました。古くは黒い漆器のものが使われていましたが、時代の流れで現在では多くのデザインの棗が流通しています。
棗に入れる抹茶は決められており、鮮やかな青緑色をした薄茶を入れていました。濃茶用の抹茶は、茶入という道具に入れます。濃茶用の抹茶を入れる茶入について詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてみてください。

茶入れとは?種類や形、買取のポイントをご紹介

 

柄杓(ひしゃく)

柄杓とは、窯や水差しから水を汲むための道具で、竹で作られています。柄杓の種類は、主に以下の3つです。
・炉用柄杓:水を汲む部分が大きめで、柄の持ち手側の表が斜めに切られている。114月に使用される
・風炉用柄杓:炉用と比較すると小さいのが特徴で柄の持ち手側の裏が斜めに切られている。510月あたりに使用される。
・炉用・風炉用の兼用柄杓:炉用と風炉の中間ぐらいのサイズで、持ち手の部分がまっすぐに切られている。練習用として用いられた。
それぞれ用途が異なるため、使用するときは注意しましょう。

 

鉄瓶

鉄瓶とは、お茶を立てるときに使用するお湯を沸かすための道具です。鉄瓶は名前のとおり素材が鉄でできており、沸かすとお湯にミネラルが溶け出すといわれています。そのため、まろやかな口当たりになるのが特徴です。
鉄瓶には、多くの種類があります。

・南部鉄器

・京鉄瓶

・龍文堂の鉄瓶

などさまざまです。種類によって、中古市場での価値も異なります。

 

水差し

水差しは、茶席で使う水を入れておくための道具です。水差しに入っている水を使って、お茶の温度調整や茶碗をすすぎます。水差しに使われている素材はさまざまあり、陶器や金属、ガラスが代表的です。
蓋にも違いがあり、同じ焼物で作られたものは共蓋と呼び、別の素材のものは塗蓋といいます。中古市場の場合、量産的な作品の人気は下落傾向にあるため、ものによっては高額買取は難しいでしょう。

 

茶釜

茶釜は、お湯を沸かすための道具です。鉄瓶と似た用途として使われています。ほとんどが鉄でできており、大きさや形が茶釜によって異なるのが特徴です。
茶釜は、時期によって使われるものが異なります。114月には大きめのサイズのものを使い、510月には小さめのものを使うのが一般的です。

茶道具には、ほかにもさまざまな種類があります。種類についてさらに詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

茶道具の種類10選!基本情報や高く売る3つのポイントを解

 

価値の高い茶道具の特徴

価値のある茶道具を作成するイメージ価値の高い茶道具には、いくつか共通する特徴があります。その特徴は、以下の4つです。

・保存状態が良い

・有名作家の作品

・素材や関連人物などで希少性を持つ

・家元の書付がある

特徴を知っていれば、準備した上で売却できますよ。自分の持っている茶道具が価値の高いものなのか、確認したい場合は参考にしてみてください。それぞれどこを確認するべきかを説明します。

 

保存状態が良い

保存状態が良いものは、高く売れる傾向にあります。茶道具にはワレモノが多いため、キズやヒビが入っていると、価値が下がってしまうので注意しましょう。侘び寂びの世界では金継ぎをして修復しますが、中古市場の視点から見るとあまりよい対処法とはいえません。
修復もダメージと捉えられるため、価値が下がってしまいます。売却する予定がある場合は、慎重に取り扱ってキズやヒビが入らないようにしましょう。

 

有名作家の作品

有名作家の作品も高く買い取ってもらえるでしょう。一般人が作ったものよりも知名度が高い有名な作家のもののほうが、価値が認められやすい傾向にあります。茶道具で有名な作家は、以下の人物です。

・酒井田柿右衛門

・井上萬二

・板谷波山

・十一代三輪休雪

・濱田庄司

ほかにもさまざまな有名作家が存在します。自分の持っている茶道具が有名作家のものかどうかが気になる場合は、茶道具に付いているサインを確認してみてください。自分で判断がつかない場合には、買取専門店に持っていくのがおすすめです。

 

素材や関連人物などで希少性を持つ

素材や関連人物などの影響で、茶道具の価値が上がることがあります。金や銀などの希少性の高い素材が使われていると、価値が上がりやすいでしょう。理由は、素材そのものの価値が付加されるためです。
装飾がされているものも同様に、高く買い取ってもらえます。また、有名な武将が持っていた茶道具や有名コレクターの遺品など、所有していた人物によっても希少性が付き、買取価格が高くなるでしょう。茶道具の価値を調べたいときには、素材や関連人物にも気をつけてみてください。

 

家元の書付がある

家元のお墨付きの印である書付があるかどうかでも、価値の高さが変わるため注意しましょう。そもそも茶道には、それぞれ流派を持った家元があります。とくに有名な家元は、表千家と裏千家です。
家元によって使う道具が異なり、書付があると高額買取が期待できます。書付を確認したいときは蓋の内側をチェックしてみましょう。棗などの漆作品は、作品自体に書付がされています。書付があるかどうかで買取金額が異なるため、チェックしておきましょう。

茶道具の買取相場について気になる場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

【種類別】茶道具の買取相場と高く売れる作家徹底解説!

 

茶道具をより高価で買取してもらうポイント

価値の高い茶道具茶道具を高く買取してもらえるポイントは、以下の3つです。

・鑑定前に軽く手入れをしておく

・箱や付属品が揃っている

・セットの作品であれば揃えて鑑定に出す

それぞれ、どのように対処すればいいのかを解説します。売却する前に工夫をするだけで、買取価格に大きな差が出る可能性があります。少しでも高く売却したい場合は、参考にしてみてください。

 

鑑定前に軽く手入れしておく

茶道具は、鑑定前に軽くお手入れをしておくのがおすすめです。きれいな状態にしておくことで、査定価格も上がる可能性があります。ただし、取り扱いには注意することが大切です。
例えば茶杓などの竹製のものは、水洗いで歪んでしまうことがあります。茶碗は、落下して破損させてしまうことがリスクです。できるだけ水洗いは避けて、きれいな布で拭く程度にとどめておきましょう。

 

箱や付属品が揃っている

箱や付属品が揃った状態で売却しましょう。茶道具のほとんどは、木箱に収められています。木箱はただの箱ではなく、作家の名前などが入っているので、作家や制作年を判別するときに役立ちます。
購入した際には、箱や付属品は使わなくても保存しておくのがおすすめです。査定でも有利に働くため、箱や付属品は必ず一緒に売却しましょう。

 

セットの作品であれば揃えて鑑定に出す

セットの商品であれば、揃えて売却するのがおすすめです。例えば、懐石料理を出すための懐石道具は、皿などの小物が揃っていないと、査定金額が下がってしまいます。茶道具は一式で売られていることも多いです。
一見査定に関係なさそうな布や紐などもセットに含まれます。セットには何が含まれているのか、確認しながらすべて揃えた上で売却しましょう。

 

茶道具の買取は永寿堂にお任せください

茶道具や骨董品の買取りは永寿堂へ茶道具の売却を考えている場合は「永寿堂」にお任せください。茶道具一つひとつを丁寧に査定して、適切な買取価格の算出が可能です。茶道具以外にも、絵画や中国美術などの買取も承っております。
出張買取や宅配買取にも対応しているので、気になる場合はお問い合わせからご相談ください。

 

骨董品買取専門店 永寿堂へのお問い合わせ先

・TEL:0120-060-510
・メールフォーム:https://www.eijyudou.com/contact/
・LINE ID:@721crjcp

 

まとめ

茶道具の価値についてまとめイメージ

茶道具とは、茶道で使われる道具のことです。人をおもてなしする茶道の文化の中で、茶道具は雰囲気作りに重要な役割を果たしてきました。茶道具といっても、茶碗や茶杓、棗などさまざまな種類があります。
価値の高い茶道具は、保存状態が良かったり、有名作家が作っていたりするのが特徴です。自分の工夫次第では高く売ることもできるので、お手入れや付属品を揃えるなどを実践してみましょう。もしも売却する業者が決まっていない場合は「茶道具買取店である永寿堂」にお問い合わせください。

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