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【種類別】茶道具の買取相場と高く売れる作家を徹底解説!

茶道具は種類によって買取相場が異なり、知らずに捨てると高価なものまで誤って処分してしまうこともあります。この記事では種類別の買取相場と併せて、高く売れる茶道具作家や価値の高いものの特徴を解説。相場を把握してから茶道具を売ってみましょう。

【目次】
茶道具の種類別!買取相場と特徴
  茶碗
  茶釜
  花入れ
  茶杓
  香合
  水指
  香炉
高く売れる茶道具作家
  茶碗師である樂家の15代目「樂吉左衛門」
  日本で最初の人間国宝「濱田庄司」
  日本で有名な美食家「北大路魯山人」
価値のある茶道具の特徴3つ
  3-1.付属品を一緒に売っている
  3-2.作られた時期が古い
  3-3.保存状態が良い
信頼して茶道具を売れる業者の選び方
茶道具を売るなら「永寿堂」へ!
まとめ

 

茶道具の種類別!買取相場と特徴

種類別の茶道具買取相場

茶道具の買取相場は、種類によって異なります。ここでは、以下に挙げる道具の買取相場と特徴を解説しましょう。

・茶碗
・茶釜
・花入れ
・茶杓
・香合
・水指
・香炉

茶道具の買取相場が気になっている方以外にも、自分の持っている道具にどのくらいの価値があるのかを大まかに知りたい方は、ぜひ参考にしてください。それぞれについて詳しく解説していきます。

 

茶碗

茶碗とは、お茶を点てたり飲んだりする器のことです。高価買取を期待できるアイテムとされています。もちろん価値がないものもあるため、期待しすぎないようにしなければなりません。
茶碗の種類や作家によって、高値で買い取ってもらえるかどうかが変わってきます。高価買取が期待できる茶碗といえば、特に井戸茶碗や楽茶碗、唐津焼などが当てはまるでしょう。作家としては、以下の作品が該当します。
・加藤唐九郎 瀬戸黒茶碗:およそ520万円
・十三代酒井田柿右衛門 有田焼茶碗:およそ8万5,000円
・十三代 中里太郎右衛門 唐津茶碗:およそ1万5,000円

 

茶釜

茶釜とは湯を沸かすための道具で、茶碗の次に高額取引されているアイテムです。高値で買い取ってもらいやすいものとしては、千家十職である大西家のものや芦屋釜、天平窯などが当てはまります。とはいえ、これらが一般の家にある可能性はかなり低いでしょう。
現代の作家が作ったものの場合、高価買取はそれほど期待できません。一般的に取引される茶釜の相場は、以下に挙げる例のとおりです。
・銀製 茶釜:およそ15万円
・角谷一圭 茶釜:およそ10万5,000円
・芦屋茶釜:およそ9万円

 

花入れ

花入れとは、花を活けて茶室に飾るための道具です。華道で用いるものよりも小ぶりなのが特徴とされています。茶道は禅宗に通じているとされ、華美なものは好まれません。そのため、小ぶりで渋い焼き物が多いのです。
花入れも茶碗や茶釜と同様に、有名な作家が作ったものは高く売れる傾向にあります。特に三輪休雪や黒田正玄などは、高価買取されやすいでしょう。ほかにも唐物や制作された年代が古い花入れは、高値が付きやすいとされています。

買取相場の例は以下のとおりです。
・中国骨董栄時代制作 白磁花入れ:およそ7万円
・黒田正玄 竹製花入れ:およそ8万円
・三輪休雪 萩焼花入れ:およそ10万円

 

茶杓

茶杓(ちゃしゃく)とは、抹茶をすくうための道具です。竹でできている道具がポピュラーとされています。茶杓は、削り師が作成して家元が銘を付けたものや、家元や茶人が自ら作ったものなど種類が多いことが特徴です。
茶杓は知識がないと正しい価値を見出すのが難しいとされているため、経験豊富な鑑定士に依頼するのをおすすめします。高価買取が期待できるのは、有名な作家が作ったものです。特に千家十職の作品には、高い価値が期待できるでしょう。

買取相場の例は以下のとおりです。
・裏千家十三代円能斎 竹製茶杓:およそ6万5,000円
・細川三斎 茶杓:およそ19万円
・堀内宗完 茶杓:およそ2万3,000円

 

香合

香合(こうごう)とは、香を収納する蓋付きの容器のことです。香合に関しても、千家十職の作品や技術的価値が認められた作品が高く評価される傾向にあります。しかし一般人の目では、どれが有名作家の香合かを判断するのは難しいようです。
そのため、査定をして初めて価値があるものだと判明するケースも多くあります。単に「古いものだから」といってあきらめず、まずは鑑定してもらうとよいでしょう。香合の買取相場例は以下のとおりです。
・黒瀬宗世 鉄打出香合:およそ17万5,000円
・三輪休和 萩焼香合:およそ6万円
・矢口永寿 書付有 九谷焼香合:およそ3万円

 

水指

水指とは、釜の水足しや茶碗をすすぐための水を入れておくための容器を指します。有名作家が制作したものもありますが、茶碗ほどの価値はないのが現状です。とはいえ、中国で作られた骨董などは、有名な作家の作品ではなくても高値で買い取ってもらえることもあります。
茶碗ほどの価値がないとはいっても、中には数万円の値がつくものもあるため、まずは査定をしてもらいましょう。水指の買取相場例は以下のとおりです。
・柳海剛 青磁水指:およそ7,000円
・十三代田原陶兵衛 萩焼水指:およそ2万円
・陽炎園 書付有 染付水指:およそ2万4,000円

 

香炉

香炉(こうろ)とは、香を炊く道具のことを指します。この道具は、香合とセットで使われることがほとんどです。香炉は中国の明の時代以前に作られたものや、唐金でできたものが高額買取されやすい傾向にあります。裏に四角い印がある場合、それを示すものであることが多いため、よく見てみましょう。
有名なお茶会で使われたものや、有名な茶人が所有していた香炉も高価買取が期待できます。香炉の買取相場例は以下のとおりです。
・林正太郎 群青志野焼香炉:およそ4万5,000円
・唐物 青瓷香炉:およそ30万円
・藤原啓 備前焼香炉:およそ6万5,000円

茶道具の種類をもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

茶道具の種類10選!基本情報や高く売る3つのポイントを解説

 

高く売れる茶道具作家

高価買取対象の茶道具作家

高く売れる茶道具作家の代表ともいえる人物は、以下の3人です。

・茶碗師である樂家の15代目「樂吉左衛門」
・日本で最初の人間国宝「濱田庄司」
・日本で有名な美食家「北大路魯山人」

自分が持っている茶道具が上記の作家のものかどうかが気になる方は、ぜひ以下の解説を参考にしてみてください。人物紹介とともに茶道具の作品も紹介します。

 

茶碗師である樂家の15代目「樂吉左衛門」

茶碗師である樂家の「樂吉左衛門」の作品は、100万円にも達するほどの名作です。樂家は千家十職の一つとされ、代々吉左衛門の名を襲名して作品を作っています。1974年には、滋賀県守山師の佐川美術館に樂吉左衛門を建てたことで有名です。
「焼貫」の技法を使った大胆な作品が特徴で、伝統的でありながら現代性も兼ね備えた作品が多く存在します。特に15代目の作品には、モダンなものから可愛らしい茶碗まであるのが特徴的です。国内外で高く評価されている作品が多いこともポイントといえるでしょう。

 

日本で最初の人間国宝「濱田庄司」

日本で最初の人間国宝に認定された「濱田庄司」も高額買取が期待できる作家です。その昔、益子焼は無名の焼きもので、日用品しか作られていませんでした。その益子焼を全国的に有名なものにした人物とされています。指導者としても有名で、多くの優秀な陶芸作家を輩出しました。
作風は、釉薬を大胆に使ったデザインが多くあるのが特徴です。濱田庄司の「黍文」のデザインは、茶道具に限らず高価買取が期待できます。磁器も手掛けており、温かみのある雰囲気の作品が多いです。
人気作家であり、贋作も多く出回っているので注意しましょう。

 

日本で有名な美食家「北大路魯山人」

有名な美食家として知られる「北大路魯山人」は、陶芸家としても名高い人物です。魯山人は「美味しい料理にはそれにふさわしい食器が必要」と考え、自ら器を作り始めました。
はじめは他人に作らせた器に色付けするのみでしたが、次第に自分で一から制作を始めます。魯山人の作風は織部焼が元になっており、そのためか今でも織部焼風の食器が多くの料亭や旅館で使われているのです。
北大路魯山人の作品には多くのファンがおり、需要が高いため高額買取につながる可能性が高いでしょう。

 

価値のある茶道具の特徴3つ

価値ある茶道具とは

価値のある茶道具には、主に3つの特徴があります。

・付属品を一緒に売っている
・作られた時期が古い
・保存状態が良い

茶道具の特徴がこれらに当てはまっているか否かで、買取価格に大きな差が出ることもあるのです。そのため、自分の持っている茶道具を改めて確認してみてください。上記の特徴について、それぞれ詳しく解説していきます。

1.付属品を一緒に売っている

付属品と一緒に茶道具を売ると、高く売れる可能性が高いです。以下のものは、その評価の対象になる可能性が高いため、購入した際には大切に保管しておきましょう。

・共箱
・仕覆
・包み布
・紐
・鑑定書

共箱に書かれている箱書きは、特に重要です。箱書きは誰が書いてもいいというわけではありません。家元などが記載するため、それが書いてあるだけでも価値があるのです。
付属品をきちんと揃えてから売るようにしましょう。

 

2.作られた時期が古い

作られた時期が古い茶道具も、高値で買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。特に茶碗などは割れやすく、現代まで残っているケースが少ないため、希少価値が生じて高値が付きやすい傾向にあります。
ちなみに同じ作家の作品だからといって、全て同じ価格帯で買い取ってもらえるわけではありません。作られた年代が古いほうが、高く買い取ってもらえる可能性が高いのです。自分の所有する茶道具がどのくらい古いものなのか、一度調べてみてください。
もし茶道具の歴史について知りたいと思った方は、以下の記事も参考にしてください。

茶道具の歴史で知っておきたい出来事を紹介!買取ポイントも解説!

 

3.保存状態が良い

保存状態が良いことも高値で買い取ってもらえる特徴の一つです。キズや欠損、割れが見られれば、買取価格が大幅にダウンしてしまうでしょう。売る際には細心の注意を払い、割れや欠損が発生しないようにしてください。
いつか売ろうと考えているものは、今からでも保存環境に気をつけましょう。茶道具は、直射日光や湿気に弱いものがほとんどです。乾燥していて直射日光が当たらない場所で保管しておきましょう。
もしも茶道具の処分方法を詳しく知りたいと思った方は、以下の記事を参考にしてみてください。

茶道具を処分する方法は5つある!高く売れるものと業者の選び方

 

信頼して茶道具を売れる業者の選び方

茶道具買取業者の選び方

信頼して茶道具を売る業者を見つけたい場合は、以下のポイントを参考にしてみてください。

・買取実績が豊富
・出張買取に対応している
・店主が買取りに対応してくれる

茶道具は、経験と知識が必要なアイテムです。そのため経験が浅いところに持っていくと、安く買い叩かれてしまうリスクがあります。茶道具を買い取りしている実績がたくさんあるかどうか、ホームページでチェックしてみましょう。

また、出張買取に対応しているかどうかもポイントです。宅配や店頭買取の場合、自分で丁寧に梱包しなければなりません。丁寧に梱包したつもりでも、運搬中に壊れるといったリスクがあります。安心して売るためにも、出張買取に対応している業者を選びましょう。

 

茶道具を売るなら「永寿堂」へ!

茶道具売却は永寿堂

茶道具を売りたい場合は、ぜひ「永寿堂」へご相談ください。永寿堂では、茶道具をはじめとした骨董品を幅広く買取しています。実績も豊富にありますので、安心してお売りいただけます。
さらに愛知県や岐阜県、三重県、滋賀県への出張買取にも対応しています。安心して売れるポイントが多く、はじめて買取を希望する方でも利用しやすいでしょう。気になった方は、以下からお問い合わせください。

【永寿堂へのお問い合わせ】
・TEL:0120-060-510
・メール:info@eijyudou.com

 

まとめ

茶道具買取相場に関するまとめ

茶道具は、種類によって数十万円〜数百万円単位で買取価格が変わってきます。しかも、素人目では価値があるものかどうかを判断できないものも多いです。そのため、古いからといって捨ててしまわないように注意してください。
高く売れる茶道具の作家は、樂吉左衛門や濱田庄司、北大路魯山人などです。贋作が多く出回っている作家もいるので、知識のある鑑定士に見てもらい、価値を知った上で処分方法を決定しましょう。もしも茶道具を売ろうと思った場合には、この記事で紹介した特徴について、しっかりと確認してみてください。
茶道具を売るお店を決めかねている場合は、ぜひ一度永寿堂にご相談ください。

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