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狩野探幽の買取は愛知名古屋の永寿堂へ

狩野探幽の買取りは永寿堂にお任せ下さい。略歴や作風や買取相場もご紹介

狩野探幽の掛軸を売りたいとお考えであれば高価買取させて頂きます、電話やメールなどでお気軽にご相談下さい。こちらの記事では早熟の天才肌の絵師として江戸時代初期に活躍した徳川幕府の御用絵師である狩野探幽の略歴や買取相場や高く売るポイントなどもご紹介しておりますので売却や購入の際のお役立ちになれば幸いです。

【目次】
狩野探幽について
 狩野探幽の主な略歴
 狩野探幽の作風
 狩野探幽の代表作
狩野探幽作品の買取相場
狩野探幽を高く売るためのポイント
狩野探幽の買取りは永寿堂におまかせ下さい
 永寿堂へのお問い合わせ

 

狩野探幽について

狩野探幽(かのうたんゆう)は、江戸初期に活躍した絵師です。1602年(慶長7年)、現在の京都府にあたる山城国に誕生しました。その才能は、幼少の頃から遺憾なく発揮されます。13歳になる頃には、第2代将軍・徳川秀忠より、祖父にあたる狩野永徳の再来と称されました。

1617年(元和3年)には、16歳の若さで江戸幕府の御用絵師になります。やがて、当主の貞信が亡くなったことを機に弟の安信に宗家を譲渡し、自身は鍛冶橋門外に1,033坪の家を興しました。

その後、探幽は二条城障壁画、大阪城障壁画の制作という大仕事を成し遂げます。33歳には名古屋城本丸上洛殿の水墨障壁画を完成させ、「探幽様式」を確立しました。

1635年(寛永12年)、江月宗玩から探幽斎の号を授かった探幽は、写生や古画研究を重ねていきます。その後、大徳寺の「山水図 襖」や「四季松図屏風」などの代表作を次々に発表しました。探幽が確立した狩野派様式はもちろん、やまと絵学習による探幽の新様式も近年になって再評価されています。

 

狩野探幽の主な略歴

1602年

狩野孝信の長男として山城国(京都府)に生まれる

1617年

江戸幕府御用絵師となる

1621年

鍛冶橋門外に1,033坪の屋敷を拝領

1626年

二条城障壁画制作を指揮、完成

1627年

大阪城障壁画制作

1633年

名古屋城本丸障壁画制作を命ぜられる

1635年

探幽斎の号を授かる

1640年

東照宮縁起絵巻を奉納

1641年

大徳寺本坊方丈障壁画を制作

1647年

江戸城障壁画を制作

1656年

大火で家が焼失

1662年

画家として最高位の法印に叙される

1666年

法皇より「筆峯大居士」の印を拝領

1674年

江戸で没する

 

狩野探幽の作風

狩野探幽の作品は、それまでの狩野派様式を一新した瀟栖(しょうしゃ)な画風が特徴です。当時は、豪華絢爛な桃山画風に代わる江戸時代にふさわしい作風として高く支持されました。

特筆すべきは「探幽様式」ともいわれる画面枠を意識した作風です。これは、画面内にたっぷりと余白をとり、叙情性を盛り込もうという探幽独自の技法でした。

やがて、やまと絵を研究することによって、探幽は絵のやわらかさも身に付けていきます。建物などに漢画風を残しつつ、人物をやまと絵風に描いた作品は「新やまと絵」と呼ばれました。

探幽の遺作は多く、山水に花鳥、仏画に人物画と多岐にわたります。特に、晩年には繊細で詩情あふれる作品を数多く残しました。こうした探幽の画風は、後の光琳や応挙をはじめ、江戸時代の絵画界全般に大きな影響を与えています。

参照:静岡県立美術館「狩野探幽

 

狩野探幽の代表作

狩野探幽の代表作には、以下のような障壁画や屏風画が挙げられます。

  • 二条城障壁画
  • 大阪城障壁画
  • 名古屋城本丸障壁画
  • 東照宮縁起絵巻
  • 大徳寺本坊方丈障壁画
  • 江戸城障壁画
  • 金碧草花図
  • 山水図 襖
  • 四季松図屏風
  • 雪中梅竹遊禽図襖
  • 探幽縮図

「二条城障壁画」や「大徳寺本坊方丈障壁画」などは、現存する作品です。なかでも、大徳寺の障壁画からは、探幽の水墨障壁画のあらゆるパターンを見ることができます。

17世紀に制作された「山水図 襖」や「四季松図屏風」は、探幽の代表作として知られるものです。なかでも、探幽が中国と日本の古画を模写した「探幽縮図」は、中国と日本の絵画史を研究する上で高い価値を有しています。

「探幽縮図」は各地の美術館や博物館などに分蔵され、現在まで膨大な量が遺されています。探幽の非凡な学習意欲が伺えることはもちろん、現存しない古画の模写も含まれるなど大変貴重な資料です。

また「雪中梅竹遊禽図襖」は、国の重要文化財として保存されています。描かれているのは、雪の降り積もった老いた梅の木です。枝先には1羽の鳥がたっぷりとした余白の中で枝先を見つめています。空間の広がりや詩情性など、探幽様式が存分に表現された作品といえるでしょう。

狩野探幽の掛軸作品

 

狩野探幽作品の買取相場

美術館などに貯蔵されることもある狩野探幽の作品は、高値で取引されています。過去には「羅漢図四幅対」が約138万円で落札されました。

収集家にも人気が高い狩野探幽の掛け軸は、数十万から数百万円の査定額が見込まれます。山水画の「瀟湘八景図」は、60万円で落札されたこともありました。

一方で、探幽の作品は贋作が出回ることも多く、買取相場を非公開とする業者も少なくありません。狩野探幽の作品を売りたいときにはいくつかの業者に査定を依頼し、価格を比較検討するとよいでしょう。

 

狩野探幽作品を高く売るためのポイント

狩野探幽の作品を高く売るためのポイントは、以下の5つです。

  • 保存状態が良好か確認する
  • 掛け軸は定期的にメンテナンスする
  • 付属品を揃える
  • 鑑定書や保証書を添える
  • 狩野探幽の作品に詳しい業者に依頼する

買取価格には、作品の保存状態が大きく影響します。特に、紙や布でできている掛け軸はメンテナンスが必要です。箱に入れたままにしておくと、シワやカビなどが発生するリスクが高まります。

掛け軸のかけっぱなしも、作品の劣化に繋がるため注意してください。日焼けを避けるためにも、掛け軸は定期的に掛け替えて休ませることが大切です。掛け軸は骨董品としてだけではなく、観賞用としての役割も有するため保存には特に留意しましょう。

また、付属品がある場合は揃えて査定に出してください。付属品とは、作品を入れる外箱や作家本人の書物などです。特に探幽のサインや印が入っている外箱は「共箱」と呼ばれ、高い価値を有します。鑑定書や保証書があれば、作品が真作であることを強く証明できるでしょう。

狩野探幽の作品に詳しい業者であれば、これらの付属品や作品の価値を正しく判断できます。前述したように、いくつかの業者に査定を依頼し、査定額を比較検討することも大切です。

作品の持ち運びが難しいか、あるいは査定に出向く時間がない場合には、出張買取や宅配買取可能な業者の利用をおすすめします。

 

狩野探幽の買取りは永寿堂におまかせ下さい

狩野探幽の売却であれば買取りします
狩野探幽の売却をお考えであれば、「永寿堂」へご依頼ください。弊社では、専門知識と経験、データから適正価格にて買取りさせて頂きます。狩野探幽以外の掛け軸や絵画はもちろんリトグラフやシルクスクリーンなどの版画や骨董品や茶道具や書道具や刀剣や美術品も査定買取致します。

永寿堂では店頭買取をはじめ出張買取や宅配買取も行っておりますので売却処分をお考えの品がございましたら、電話またはメールでお問い合わせください。

 

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TEL.0120-060-510

e-mail. info@eijyudou.com

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