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浦上玉堂の掛け軸買取は愛知名古屋の永寿堂へ

浦上玉堂の掛け軸を売りたいとお考えであれば高価買取させて頂きます、電話やメールなどでお気軽にご相談下さい。こちらの記事では浦上玉堂の略歴や買取相場や高く売るポイントなどもご紹介しておりますので売却の際のお役立ちになれば幸いです。

 

【目次】
1.浦上玉堂について
 a.浦上玉堂の主な略歴
 b.浦上玉堂の作風
2.浦上玉堂の代表作
3.浦上玉堂の買取相場
4.浦上玉堂作品を高く売るためのポイント
5.浦上玉堂の掛軸の買取りは永寿堂におまかせ下さい

 

浦上玉堂について

浦上玉堂(うらかみぎょくどう)は、江戸時代の文人画家です。文人画とは、中国で高い教養を持っている「文人」が描いた絵画のことです。江戸時代中期に活躍した画家と言われており、若い頃から学問や詩文、七絃琴などを学んでいました。

浦上玉堂は、岡山県で生まれています。浦上家は、岡山・鴨方藩の名阪の一族です。7歳にして父親の跡を継ぎ、丘右衛門として働きはじめました。

この頃から音楽や芸術に深くのめり込んでいきました。参勤交代などで江戸に行った際には、音楽家や画家との交流を深めています。仕事ではどんどん出世していき、上級藩まで進みました。

しかし、芸術に没頭する日々を送ってしまったため、43歳のときに大取次御小姓支配役へ左遷されてしまいます。50歳のときには、子どもたちを連れて城崎温泉へ行った際に、武士の立場を捨てる「脱藩状」を書きました。その後は絵画や琴を持ちながら日本各地を放浪する旅に出ています。

浦上玉堂は、脱藩以降から作品を多く生み出しているのが特徴です。独学で技術を身に着けて、60~70歳の頃には京都に住みながら文人画家としての一生を終えました。

浦上玉堂の描く山景イメージ

浦上玉堂の主な略歴

1745年

岡山県浅口市で鴨方藩の浦上家の末子として生まれる。

1751年

父が病没し、家督を継ぐ。

1761年

鴨方藩主・池田政香の側近になる。

1768年

池田政香が死去。
1779年 明の顧元昭作の七弦琴を入手し「玉堂」にする。
1788年 大目付役を解かれて左遷。
1794年 脱藩し、春琴・秋琴を連れて旅に出る。
1803年 東雲篩雪図を制作する。
1811年 京都や九州、関東の旅を経て京都に戻る。
1818年 山水図や秋色半分図などの代表作を作る。
1820年 76歳で死去。

浦上玉堂の作風

浦上玉堂の作品は、水墨画がメインです。独学で学んだ墨絵には、国宝級・重要文化財級の作品が多くあります。墨の濃淡だけで描いた絵でも躍動感や息使いが伝わってくる、ダイナミックな画風が特徴です。

浦上玉堂の作風のルーツは、中国画にあると言われています。特に南画と呼ばれる中国発祥の絵画に影響を受けて日本で発展した絵を長年模写していました。この南画の技術を自分の絵に落とし込み、自身の作風を形成していったと言われています。

特に浦上玉堂が描く山水画は、音楽家としての感性も盛り込まれたものでした。つねに自然の気を取り入れて、躍動する様子を見事に描いています。画中に人々を描くことで、見ている人々を絵の中に引き込ませています。

浦上玉堂の作品と色鮮やかな絵画と比較すると、墨だけで描いているため見劣りしてしまうのではないかと考える方もいるかもしれません。しかし力強い筆運びや遠目で見るとデジタル作品を彷彿とさせる作品も多く作っています。色鮮やかな絵画と並べても、決して見劣りしない勢いのある作品が多いことも特徴です。

浦上玉堂は、繊細な作品を世に出した有名な作家です。絵を見る際には、躍動感やダイナミックさを感じ取ってみてください。

 

浦上玉堂の代表作

浦上玉堂の代表作は、以下の3つです。人気を集めている作品がどのようなものなのか気になる方は、参考にしてください。

 

・山雨染衣図

風になびく木々の様子が見事に描かれた作品は、重要文化財に指定されています。自然の動きに着目し、描かれた作品です。

 

・双峰挿雲図

中国浙江省の西湖を取り囲むようにそびえ立つ、山々を描いた作品です。山の中腹には雲がかかり、趣深い雰囲気を醸し出しています。大胆な構図ながら、繊細な筆使いによって奥行きを表現した作品です。

 

・秋色半分図

円の中に山々が丁寧に描かれています。晩年の浦上玉堂作品の中でも、傑作と呼ばれる作品です。筆使いが特徴的で、濃淡がはっきりしています。

 

浦上玉堂の作品は、4文字のタイトルが付けられているのが特徴です。テーマを噛み締めて見ることで、また違った感じ方ができるでしょう。

 

浦上玉堂作品の買取相場

浦上玉堂の作品は買取相場は公開されておらず、実際に査定してもらわないと正しい価値が分からないのが現状です。しかし浦上玉堂は有名な作家であるため、高額買取が期待できます。目安は、数十万〜数百万程度です。

ただし上記の相場が当てはまるのは、状態が良い有名作品だけです。たとえ浦上玉堂が描いた作品だったとしても、有名でなかった場合は査定額が下がってしまうため注意しましょう。買取金額を公開していない理由は、偽物が多く出回っていることです。

高額買取を期待されたとしても、実際に見なければ正しい価値を見極められないため、非公開にしています。よって浦上玉堂の作品だったとしても、必ずしも高額買取されるとは限らないことは覚えておきましょう。

掛け軸のイメージ

 

浦上玉堂作品を高く売るためのポイント

浦上玉堂の作品を高く売るためのポイントは4つあります。自分の持っている浦上玉堂の作品を高く売りたいと考えている方は、参考にしてください。

・晩年の作品である

・保管状態は良好である

・付属品も一緒に売る

・他の掛け軸と一緒に売る

浦上玉堂は生涯で作品を作っていますが、若年の頃よりも晩年の作品の方が高く売れる傾向にあります。高く売れる理由は、独自の境地を築いた作品が多いためです。60代以降に描いた作品は、査定額も上がるでしょう。

保管状態が悪いと、どんなに価値がある絵画でも減額対象になります。減額対象になる汚れは、破れ・ヤニ・日焼け・シミなどです。高く売りたい場合は、もともと入っていた桐箱に入れ、防虫剤と一緒に保管しましょう。

掛け軸は水分に弱いため、湿気が多いところに保管するとカビが発生します。風通しがいい場所で保管するように心がけてください。

また付属品も一緒に売るようにしましょう。付属品とは、箱や鑑定書などです。付属品が付いていることで、本物と証明できます。特に箱にサインや落款があることが、重要です。

付属品付きのものはコレクターからも需要が多いため、できるだけ一緒に付けて売るようにしてください。もしも他の掛け軸も売る予定があるのであれば、一緒に売るのがおすすめ。なぜなら業者によっては、まとめ売りすることで付加価値を付けてもらえる可能性があるためです。

1本ずつ売ってしまうと、1つの作品の価値しか見てもらえません。浦上玉堂の作品と他の掛け軸を一緒に売る場合は、できるだけまとめて売るようにしてください。

 

浦上玉堂の掛軸の買取りは永寿堂におまかせ下さい

浦上玉堂の買取りは永寿堂浦上玉堂の掛け軸の売却をお考えであれば、「永寿堂」へご依頼ください。弊社では、専門知識と経験、データから適正価格にて買取りさせて頂きます。浦上玉堂以外の掛け軸や絵画で油絵や水彩画など本画はもちろんリトグラフやシルクスクリーンなどの版画も査定買取致します。

永寿堂では店頭買取をはじめ出張買取や宅配買取も行っておりますので売却処分をお考えの品がありましたら、電話またはメールでお問い合わせください。

【永寿堂のお問い合わせ】

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