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絵画の買取りや査定時のポイントは?高く売るためのコツなどを解説
絵画を高く売るメインイメージ

絵画を高額で売るためには、査定の要点と業者の選び方を理解しておくことが重要です。本記事では、絵画の買取を考えている方に向けて、高価買取が期待できる絵画の種類、高額売却のためのポイント、そして信頼できる業者の選び方について詳しく説明します。

【目次】
高価買取が見込める絵画の種類と有名作家
 日本画
 西洋画
 中国画
 現代アート
絵画を買い取ってもらう方法
 店頭買取
 出張買取
 宅配買取
絵画を高く売るための4つの査定ポイント
 1.絵画の保存状態が良いかどうか
 2.有名な作家・作品かどうか
 3.入手経路がはっきりとしているか
 4.保証書や付属品も揃っているか
絵画の買取業者を選ぶ4つのポイント
 1.絵画に精通した鑑定士が在籍しているか確認する
 2.査定や出張費などの手数料が無料か確認する
 3.口コミや評判をあらかじめ確認しておく
 4.買取実績や信頼できるかを確認する
絵画の買取なら永寿堂へお任せください
永寿堂の絵画の買取実績
 日本画の買取事例
 西洋画の買取事例
 中国画の買取事例
まとめ

 

高価買取が見込める絵画の種類と有名作家

油絵の絵画高価買取が見込める絵画の種類と有名作家を解説します。具体的な絵画の種類は、次の4つです。

  • 日本画

  • 西洋画

  • 中国画

  • 現代アート

絵画を売るためには、まずどのような絵画の種類なら高額買取を見込めるかを知っておかなければなりません。それぞれの種類や有名作家について1つずつ詳しくみていきましょう。

 

日本画

「日本画」とは、日本の伝統的な絵画スタイルを用いて描かれた作品を指します。この名称は、明治時代に西洋から導入された油彩画と区別するために生まれました。
しかし、すべての日本人画家が描いた絵画が日本画であるわけではありません。基本的に日本画とは、日本国内で長い期間にわたって受け継がれてきた、歴史的な絵画様式で描かれた作品を指します。特徴的なのは、紙や絹に墨や染料などの天然素材を用いて描かれている点です。

代表的な作家としては、以下が挙げられます。

  • 雪舟

  • 土佐光信

  • 菱川師宣

  • 平山郁

  • 片岡珠子

 

西洋画

「西洋画」とは、ヨーロッパで発展した西洋美術の手法を用いて描かれた絵画のことを指します。具体的な技法や画材は多岐にわたり、その違いによって油絵、陶板画、水彩画、パステル画などといったさまざまなカテゴリーに分けられ、特徴的な点は観察したものをそのまま描くことです。
主要な技法としては、透視図法を用いて遠近感を表現したり、光の明暗を巧みに描き分けたりすることが挙げられます。西洋画は絵画の買取市場で人気が高く、高価で取引されることが多いです。

代表的な作家には以下が挙げられます。

  • レオナルド・ダ・ヴィンチ

  • モネ

  • ピカソ

  • ゴッホ

  • フェルメール

 

中国画

中国画では詩を視覚的に表現することが一般的で、水墨画や自然や四季をテーマにした山水画などがあります。中国には「詩画一如」や「書画同源」という芸術に対する思想があり、この思想の意味は作品において詩とそれに合った書体が融合し、詩と絵画の世界観が調和していることが理想的ということです。
2007年からは美術品の国外流出を防ぐため、中国国家文物局は1911年以前に作られた中国美術品の海外への持ち出しを禁止しています。
それに対して、1912年以降の作品は中古市場で取引されており、コレクターの間で需要が高まっています。

代表的な作家は、以下のとおりです。

  • 顧愷之

  • 呉昌碩

  • 范曾

  • 于右任

  • 黄慎

 

現代アート

「現代アート」は、1950年代の第二次世界大戦後から21世紀にかけて誕生したものです。現代アートには明確な定義が存在しません。使用する技法や画材にも特定の規定はなく、新しい実験的な表現方法が特徴です。表現方法は多岐にわたり、立体芸術や映像、音楽、パフォーマンスなどが含まれます。
一般的に「現代アート」は社会的な風刺要素を含むアート作品を指し、人気のある作家の作品はその芸術的価値から高値で取引されることが一般的です。

代表的な作家には以下が挙げられます。

  • アンディ・ウォーホル

  • エルスワース・ケリー

  • リチャード・エステス

  • 村上隆

  • 草間彌生

 

絵画を買い取ってもらう方法

中国の風景画絵画を買い取ってもらうには、さまざまな方法があります。具体的な買取方法は、以下の3つです。

  • 店頭買取

  • 出張買取

  • 宅配買取

それぞれの特徴や向いている状況を知ることで、高値で絵画を売りやすくなります。1つずつ理解していきましょう。

 

店頭買取

「店頭買取」は、売りたい品物を直接買取店舗に持ち込み、その場で査定から買取までを行う方法です。自宅に査定スタッフを招くことに抵抗感がある方や、自宅の場所を知られたくない方、またはまだ売却を決定していないものの鑑定だけは希望する方にぴったりな方法といえます。
店頭買取を利用する際には、買取に必要なアイテムが欠けていると取引が成立しない可能性があるため注意しましょう。たとえば、箱や鑑定書などの付属品を一緒に持ち込むことが重要です。専門家による鑑定が必要な場合は、事前に絵画の詳細や来店予定日時を連絡しておくとスムーズです。
店舗では、その場で査定金額とその理由を説明してくれます。査定金額に納得がいかない場合は、品物を持ち帰ることも可能です。ただし、高価な絵画を自分で運ぶと、大切な作品を傷つけるリスクがあるため慎重に持ち運びましょう。

 

出張買取

「出張買取」とは、買取スタッフが自宅を直接訪れ、査定から買取までを一貫して行うサービスです。出張買取を利用すると、大型の絵画などの梱包や運搬といった手間が省けます。
まずは電話やメールで業者に連絡し、絵画の詳細な情報を伝えましょう。その際、保証書や鑑定書、付属品などを準備しておくとスムーズです。
伝えた情報に基づいて訪問日時を決定し、適切な専門家が派遣されます。買取を進めるためには運転免許証や健康保険証、パスポートなどの本人確認書類が必要なので覚えておきましょう。
業者によりますが、出張費や査定料などは基本的に無料です。買取金額はその場で現金で支払われるか、指定の口座に振り込まれます。出張買取の利点は、その場で現金を受け取れることです。査定額に納得がいかない場合には、買取のキャンセルもできます。

 

宅配買取

「宅配買取」は、売りたい商品を段ボールに詰めて買取店舗に送付し、数日間で査定から買取までを行うサービスです。近くに鑑定できる業者がいない場合や、専門家に詳細まで絵画を鑑定してほしい場合には、宅配鑑定が適しています。時間をかけて細部まで査定するため、適正価格に近い買取が期待できるでしょう。
ただし、宅配中に絵画が傷ついて価値が下がる可能性もあるため注意してください。美術品は繊細で、温度や湿度などの環境要素に影響を受けやすいため、買取業者の選択は慎重に行う必要があります。
保険を提供している運送会社も存在するため、保険の有無についても事前に確認しておくと安心です。

 

絵画を高く売るための4つの査定ポイント

高く売れる絵画絵画を高く売るためには、おさえておくべきポイントがいくつかあります。具体的なポイントは、次の4つです。

  • 絵画の保存状態が良いかどうか

  • 有名な作家・作品かどうか

  • 入手経路がはっきりとしているか

  • 保証書や付属品も揃っているか

これらのポイントを理解しているかしていないかでは、絵画の売値にも違いが出てきます。1つずつ詳しくみていきましょう。

 

1.絵画の保存状態が良いかどうか

絵画を高額で売却するためには、その保存状態が重要です。シミ、シワ、カビ、傷、破れ、タバコの臭いなどが一切ない状態が望ましいです。価値のある作品でも、保存状態が悪ければ査定金額が低下します。
高値で買い取ってもらうためには、保存状態を良好に保つことが大切です。細部に装飾が施された額縁の場合、装飾部分にホコリが溜まりやすいので、綿棒などを使って優しく拭き取りましょう。箱に保管されている絵画は、査定前に取り出して状態を確認し、ホコリや汚れがあれば拭き取ってください。
ただし、無理に自分で掃除をするのは避けましょう。絵画は専門的な知識を必要とするため、専門家でなければ掃除が難しい場合が多いためです。

 

2.有名な作家・作品かどうか

人気のある画家や作品は、その種類や保存状態によって高額で取引される可能性があるものです。
アート作品の価値は主に需要と供給のバランス、人々の心を引きつける魅力、そして希少価値(作品数が少ない、未展示など)の3つの要素がバランス良く揃っていると、一般的に価値が高まります。
買取の見積もりはインターネット上でも可能なため、作家名や作品名、作品の種類、技法、大きさなどを事前に確認しておくとよいでしょう。絵画についての知識がない場合、買取時に不利になる可能性があるため、必要な情報を把握しておくことが重要です。

 

3.入手経路がはっきりとしているか

絵画の査定では、その作品をどこで手に入れたか、いつ購入したか、誰から譲り受けたかといった購入の経緯を詳しく質問されます。その経緯を裏付ける証拠があれば信憑性はさらに高まり、買取価格を決定する重要な要素となるためです。
鑑定書などの証明書がある場合は、さらによいでしょう。有名な作家の作品の偽造品や贋作が市場に多く出回っているため、鑑定書があるとその価値は非常に高く評価されます。鑑定書が見つからない場合でも、専門家に鑑定を依頼し、鑑定書を取得しておくことが可能です。

 

4.保証書や付属品も揃っているか

絵画の査定に際しては、保証書や付属品が揃っているかも重要です。付属品がすべて揃っていると、より高額で売却できることが多いため、必ず準備しておくことをおすすめします。
また、絵画に額縁が付いている場合には、そのまま査定に出してください。絵画の査定では、額縁も作品の一部として考慮され、額縁を含めた総合的な価値が評価されるためです。
フレームに傷や凹みがある場合や留め具が外れそうな場合でも、無理に修復することなく、そのまま査定に出すことをおすすめします。

 

絵画の買取業者を選ぶ4つのポイント

絵画を査定する業者絵画の買取業者を選ぶ際には、意識しておくべきポイントがいくつかあります。具体的なポイントは、次の4つです。

  • 絵画に精通した鑑定士が在籍しているかを確認する

  • 査定や出張費などの手数料が無料かどうかを確認する

  • 口コミや評判をあらかじめ確認しておく

  • 買取実績や信頼できるかどうかを確認する

絵画の買取業者を選ぶ際、業者の数が多くて迷うかもしれません。その際は、これから解説するポイントを意識して選ぶとよいでしょう。

 

1.絵画に精通した鑑定士が在籍しているか確認する

絵画の鑑定には、専門知識と経験が必要不可欠です。そのため、鑑定士が在籍しているかどうか、在籍している場合はその鑑定歴などを必ずチェックしましょう。骨董品買取業者のホームページで「鑑定士が在籍している」と表示されていても安心せずに、ベテラン鑑定士が在籍しているかどうかを詳しく調査してください。
買取業者の中には、新人社員(鑑定士)がインターネットで類似品の価格を調査しながら鑑定を行う場合もあります。そのような適切な知識を持たないスタッフがいる業者に鑑定や査定を依頼すると、適正価格での買取が期待できません。鑑定士の専門性と経験を確認し、信頼できる業者を選ぶことが適正価格での買取を実現するための鍵です。

 

2.査定や出張費などの手数料が無料か確認する

査定や出張が無料で提供されているかどうかは、必ず確認しておくべき重要なポイントです。多くの骨董品買取業者では、豊富な買取実績を持つ鑑定士が依頼者の自宅に出張し、無料で査定や買取を行います。
業者によっては、店舗の所在地だけではなく全国各地への無料出張買取に対応していることもあります。これは買取実績と信頼により、多くの骨董品や古物の取引が行われているためです。このことからも理解できるように、査定や出張が無料である骨董品買取業者は、その信頼性が高い業者の証であるともいえます。

 

3.口コミや評判をあらかじめ確認しておく

口コミや評判は、買取業者を選ぶ際の重要な参考情報です。評判が良くない業者に買取を依頼すると期待する金額がつかず、時間を無駄にする可能性があります。口コミや評判は、SNSGoogle Mapなどで確認してみてください。
ただし、すべての口コミが100%正確であるとは限らないため、口コミだけで業者を選ぶのではなく、買取業者の公式情報も考慮に入れて選びましょう。口コミや評判が掲載されているランキングサイトや比較サイトは、骨董業者が制作費を支払って作成を依頼するアフィリエイトサイトの可能性もあるためです。
口コミや評判はあくまで参考の1つとし、過度に信用せず、さまざまな情報を総合的に考慮して業者を選ぶようにしましょう。

 

4.買取実績や信頼できるかを確認する

依頼を行う前に、業者のホームページなどで買取実績を確認し、その信頼性を判断することが重要です。買取実績の多さは業者選びの1つの基準ともいえ、買取実績が多いことはその分だけ経験が豊富であり、鋭い目利きの力を持っているといえます。
また、長年にわたって買取事業を続けている業者は、顧客からの信頼を得ている証拠です。年月を経ることで多くの骨董品に触れ、鑑定を行う機会が増え、鑑定士の審美眼や見識が深まっていきます。
しかし、「創業年数が長い=目利き力が高い」と単純に考えるのは避けましょう。創業年数が長いからといっても、実際に出張査定に訪れる鑑定士が経験不足である可能性もあります。
創業年数や店舗の外観だけで「歴史や実績がある」と判断するのではなく、依頼する前にホームページなどで公開されている鑑定士や鑑定歴の情報を詳しく確認しましょう。

 

絵画の買取なら永寿堂へお任せください

絵画や骨董品の買取りは永寿堂へ永寿堂は、絵画や骨董品の買取を専門とするサービスです。名古屋市を拠点としつつ愛知や岐阜、三重の東海エリアを中心に全国的なサービスを展開しています。当店では店頭買取や出張買取、そして宅配買取という3つの査定方法をご用意しているため、お客様のご都合に合わせた査定が可能です。
絵画は、その技法(油絵、水彩画、水墨画、版画など)やテーマ(風景画、静物画、肖像画、浮世絵など)によって多種多様であり、当店ではこれらの種類を問わず、古美術から近代美術、現代美術までを幅広く査定しています。
経年劣化や事故によって損傷してしまった絵画でも、その希少性が高ければ高額査定の可能性があるため、ご自身では判断せず、まずはお気軽に無料査定をご依頼ください。絵画の買取は、専門的な知識と経験が必要な分野です。
買取依頼のお問い合わせは、電話やメールから承っているため、ぜひお気軽にご連絡ください。

 

骨董品買取専門店 永寿堂へのお問い合わせ先

・TEL:0120-060-510
・メール:info@eijyudou.com
・LINE ID:@721crjcp

 

永寿堂の絵画の買取実績

最後に永寿堂の絵画買取実績をご紹介します。ご紹介する買取実績は、以下のとおりです。

  • 日本画の買取事例

  • 西洋画の買取事例

  • 中国画の買取事例

絵画の買取を検討されている方は、これらの実績を参考にしてみてください。

 

日本画の買取事例

愛知県江南市にお住まいのお客様から、日本浮世絵同好会に在籍していた時期に趣味で集められた版画の整理を希望され、出張買取でお伺いした事例です。
加藤晨明や北斎の版画などが含まれており、これらの作品を合計11万円で買い取らせていただきました。高見澤木版社の「加藤晨明」の木版画はいくつかあり、1点あたり15,000円で買取しています。先日、ほかの店舗での査定額が5,000円だったため、当店の査定買取について、お客様から喜びの声をいただきました。

 

西洋画の買取事例

名古屋市緑区にお住まいのお客様から「デペルトの版画の買取を希望したい」というお問い合わせがあり、直接店頭にお持ちいただきました。作品は収納箱に保管されており、色褪せやシミ、波打ちなどの損傷もみられなかったです。そのため、精一杯の価格をつけて査定し、買い取らせていただきました。
当店では人件費やフランチャイズ料などの経費が発生しないため、できるだけ市場相場に近い価格での買取をさせていただいています。

 

中国画の買取事例

三重県伊勢市にお住まいのお客様から、実家の整理に伴い、多数の絵画や骨董品の買取をご希望され、出張買取サービスにてお伺いしました。
その中でもとくに高額な買取となったのが絵画です。台湾の日本統治時代に活躍した著名な画家の一人、郭雪湖の作品で、その人気と価値は非常に高く、高額取引が行われています。
郭雪湖の代表作には「南街殷賑」や「圓山附近」などがありますが、それらの代表作に引けを取らない見事な作品でした。このような素晴らしい作品を高額で買取させていたことは、大変光栄に思います。

 

まとめ

絵画を高く売るためのまとめイメージ絵画の買取を検討している方へ向けて、高価買取が見込める絵画の種類や高く売るためのコツ、さらには売る業者を選ぶポイントについて詳しく解説しました。絵画を高く売る際には、絵画の保存状態をきれいに保つ、鑑定書や保証書も揃えておくことがポイントです。
また、買取業者を選ぶ際には、絵画に精通した鑑定士が在籍しているか、買取実績があって信頼できるかなどを確認しましょう。絵画の買取を検討している方は、ぜひ本記事のポイントを参考にしてみてください。

 

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