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【久隅守景買取】久隅守景の掛軸買取は永寿堂へ

久隅守景の掛軸を買取りしております。探幽門下四天王の筆頭と呼ばれる江戸時代初期の絵師である久隅守景についての略歴や買取相場なども掲載しておりますので購入や売却の際のご参考にして下さい。

【目次】
1.久隅守景(くすみ もりかげ)について
 久隅守景の主な略歴
 久隅守景の作風
2.久隅守景の代表作
3.久隅守景作品の買取相場
4.久隅守景作品を高く売るためのポイント
5.久隅守景の買取でよくある質問
6.久隅守景の売却は買取専門店の永寿堂へ!
 永寿堂へのお問い合わせ先

 

久隅守景(くすみ もりかげ)について

久隅守景(くすみもりかげ)は、江戸時代初期から活躍した絵師です。狩野派に属している守景は、同派出身の絵師の中でも特に異色の経歴をもっています。

「狩野派の祖」と呼ばれた狩野探幽(かのうたんゆう)の元で絵を学んだ守景は、のちに探幽門下四天王の筆頭と呼ばれるようになりました。私生活の面では、師匠である探幽の姪・国(くに)と結婚し、二人の子供に恵まれます。しかし、一人の娘・雪信(ゆきのぶ)が師匠(探幽)の弟子と駆け落ちし、息子が佐渡へ島流しに遭ってしまうといった家族の不祥事が続いたことによって、師の元を離れることとなってしまうのです。

守景は、狩野派という大きな後ろ盾を失くしてしまっただけではなく、このような事件から家族離散といった悲劇に見舞われます。

しかし守景は、このような逆境の中にあっても、絵を書くことを辞めませんでした。その結果もあって晩年になると守景は、加賀藩前田家に招かれて金沢に移住します。その地で数多くの作品を誕生させました。

守景が手がけた作品の中には、山水画や花鳥画、人物画、仏画などがあります。中でも豊かな表現を存分に駆使して農民風俗を描いた「耕作図」は、守景独自の世界観が表現されており、高い評価を得ました。

 

久隅守景の主な略歴

1641年

知恩院小方丈下段之間の襖絵を制作

1642年

探幽(師匠)に率いられ『聖衆来迎寺客殿障壁画』制作に携わる

1672年

息子が罪を犯して島流しとなる

1673〜1681年

金沢に赴き、絵師として活躍する

1698年

庸軒の肖像画を描く

1831年

『画乗要略』を完成させる

※久隅守景の生没年は不明です。

 

久隅守景の作風

久隅守景は、狩野探幽を祖とする「狩野派」に入門したあと、早期から頭角を現し始めます。絵師としての名前である「守景」は、探幽の本名である「守信」から字をもらったものとされているのです。その後、神足常庵(こうたりじょうあん)と鶴沢探山(つるさわたんざん)、桃田柳栄(ももたりゅうえい)とともに門下の四天王となりました。

守景は、知恩院小方丈(ちおんいんこほうじょう)や聖衆来迎寺(しょうじゅらいこうじ)客殿の障壁画において門下の中から異例の抜擢をされ、制作メンバーの一員となります。

守景は探幽をはじめとする「狩野派」の主要絵師たちと繋がりが深く、それが彼の作風においても大きく影響しているといえるでしょう。中でも、狩野派に身を置いている間に学習した実直な「水墨表現」は、守景作品の大きな特徴です。

ぺったりと野太い筆使いがよく現れた「輪郭線」も、久隅守景ならではのものでしょう。このタッチには、守景が探幽風を基本としながらも、独自の画風を確立しようとしている様がよく現れており、代表作の『夕顔棚納涼図屏風』には、朴訥な作風がよく現れています。師匠や周囲の人物たちから技術を学びつつも、独自の世界観を追求することを忘れない姿勢が守景の魅力です。

 

久隅守景の代表作

久隅守景には、数多くの作品があります。その中でも代表作とされているものには、以下のような作品が挙げられます。

  • 納涼図屏風
  • 四季耕作図

『納涼図屏風』は、狩野派を脱した後の守景の代表作です。同作品は、田園風俗画に新たな画境を見出したことで注目されています。同作品は、日が暮れていく風情を情緒豊かに描いたものです。おぼろな月の光の下で、夕顔棚で農夫の家族が涼をとる姿が描かれています。無骨な男性の腕と女性の柔らかく繊細な線が対照的で、互いの存在をくっきりと際立たせているものです。その近くには腕白盛りの子どもが描かれており、三者三様の表現がなごやかで、素朴な家族団欒のひとときを表現しています。

田園画家と呼ばれる守景は、『四季耕作図』を数多く手がけています。四季耕作図は中国で誕生した題材ですが、守景の作品は中国風俗から日本風俗へと、細かな表現を転換させている点が特徴です。また守景が最後に描いた『四季耕作図』の最終段階である「重文」は、年貢をテーマに金額を免状で通知する代官と、それを受け取る村人が描かれています。

久隅守景の掛軸

 

久隅守景作品の買取相場

久隅守景の作品は、高額で取引される可能性が高いでしょう。中でも「掛け軸」は、非常に高額で取引される美術品です。有名絵師の作品を売却するときには、相場価格を把握しておくことが何よりも重要といえます。相場価格をしっかりと把握していないと、安価で買い叩かれてしまう可能性があるため、事前の情報収集を怠らないようにしましょう。

とはいっても、残念ながら久隅守景の作品は、具体的な相場価格がはっきりとはわからないのが現状です。これは、守景作品の取引実績が多くの業者にあるものの、そのほとんどが買取金額を非公開としているためです。

基本的に有名絵師の掛け軸については、数十万円以上の金額で売却されます。久隅守景の作品についても例外ではないでしょう。付加価値など場合によっては数百万円の査定額に達する可能性もあります。掛け軸はそのほかの美術品の中でも人気のアイテムであるため、久隅守景の掛け軸についてもそれなりに高額な取引となるでしょう。もちろん、品物の状態によっても査定額が異なるため、買取を希望している場合はできるだけ複数の業者に見積もり依頼をすると良いです。

 

久隅守景作品を高く売るためのポイント

久隅守景の掛け軸が高額で取引されることは、ほぼ間違いないでしょう。しかし、先ほど査定額が品物の状態によって変わると説明しました。では、どのような状態であれば高く売れるのでしょうか。以下のポイントを満たしている作品は、より高額で買い取ってもらえる可能性があります。

  • 美品であること
  • 付属品がセットになっていること
  • 鑑定書や保証書がついていること

「美品」とされる作品とは、減額となってしまう要素が少ないもののことです。破れはもちろんのこと、タバコによるヤニや日焼け、穴、傷、擦れなどは、全て減額されてしまう原因となります。また掛け軸は、湿気に弱いといった特徴があり、湿気によるシワやたわみ、カビなどがあると減額されてしまうため、保管状態には気を遣わなければなりません。ただ保管しておくだけではなく、定期的なメンテナンスやお手入れが必要です。

また掛け軸を入れる箱や、作者本人の書物などの付属品がセットになっていると、その後の買い手からの需要が高まるため、より高額な査定額になります。

鑑定書や保証書などがある場合は、これらも必ずセットにしておきましょう。鑑定書(保証書)は、それ自体にも価値があります。有名な骨董屋や大手のデパートなどから発行されているものはより価値が高いとされるので、大切に保管してください。

 

久隅守景の買取でよくある質問

Q.屏風作品ですが出張買取りして頂けますか?
A.久隅守景の屏風作品であれば出張買取り致します。

Q.久隅守景の掛軸以外にも掛軸など骨董品があります、出張買取りして頂けますか?
A.もちろん出張買取にお伺いさせて致きます。

Q.作品が色ヤケやシミなどで状態が悪いのですが売却できるのでしょうか?
A.作品の状態が悪くても買取りはできますが高価買取は難しいかもしれません。

Q.本物か分からない掛軸でも見て頂けますか?
A.真贋の分からない掛軸でも拝見させて頂きますi。

 

久隅守景の売却は買取専門店の永寿堂へ!

久隅守景の売却であれば高価買取します

久隅守景の作品を売りたいとお考えであれば、ぜひとも「永寿堂」におまかせ下さい。探幽門下四天王の筆頭と呼ばれる江戸時代初期の絵師である久隅守景の掛軸を高価買取させて頂きます。

当社は幅広いジャンルを取り扱っており、久隅守景の作品の他にも陶芸品や骨董品や絵画や掛け軸や茶道具や美術品やアンティーク品などその他ジャンルを問わず、さまざまな品をコレクションしていた方の品を買取りさせて頂きますので電話またはメールでお問い合わせください。

永寿堂へのお問い合わせ先

・TEL:0120-060-510
・メール:info@eijyudou.com

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