茶道具を処分する方法は、5つあります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、よく把握した上で処分しなければ損をしてしまうこともあるでしょう。今回は処分方法と併せて、高く売れるものと業者の失敗しない選び方を紹介します。
1.茶道具とはどんなもの?
2.茶道具ができたきっかけ
3.茶道具の5つの処分方法
3-1.ゴミとして出す
3-2.ほしい知人に譲る
3-3.フリマアプリやオークションを使う
3-4.リサイクルショップで売る
3-5.茶道具専門の買取業者に依頼する
4.高く売れる茶道具の3つの特徴
4-1.制作年代が古い
4-2.有名な作家が作っている
4-3.付属品を全て揃えている
5.茶道具の価値を見極めてくれる業者の選び方
骨董品買取の実績と経験がある
茶道具の出張買取に対応している
茶道具の知識を持ったスタッフがいる
独自の販売ルートを持っている
6.処分したい茶道具は「永寿堂」にご依頼ください
7.まとめ
茶道具とはどんなもの?
茶道具とは、茶道に用いる道具のことです。種類は問わないため、煎茶と抹茶のどちらの道具も「茶道具」にカテゴライズされます。たとえ茶道具に似ていたとしても、茶道に使わないものは茶道具といえないため注意しましょう。
茶道具は大きく分けると、以下の5つに分類されます。
・装飾用具
・天茶用具
・会席用具
・水屋用具
・待合用具
流派や季節によっても使われる茶道具は異なります。美術品として鑑賞されたり、お客様を招く目的に使用されたりしていました。
茶道具ができたきっかけ
茶道具ができたのは、西暦800年(平安時代)に遣唐使が日本にお茶を薬として持ってきたのがきっかけです。はじめは眠気覚ましの薬として、貴族や武士たちに親しまれていました。リラックス効果があることから、次第に一般人も飲むようになったとされています。
茶道具に変化が現れたのは、安土桃山時代です。千利休が登場し、茶道の様式の一つとされる侘び茶を作りました。それに伴い、茶道具にも変化が訪れます。
中国製の「唐物」ではなく、日本製として「和物」の茶道具を千利休が作り出したのです。その結果、市場で高く評価されて大きな価値が付くようになりました。茶道具の歴史を深く知りたいとお考えの方は、以下の記事を参考にしてください。
茶道具の歴史で知っておきたい出来事を紹介!買取ポイントも解説!
茶道具の5つの処分方法
茶道具を処分するのであれば、以下の5つの方法を検討しましょう。
・ゴミとして出す
・ほしい知人に譲る
・フリマアプリやオークションを使う
・リサイクルショップで売る
・茶道具専門の買取業者に依頼する
それぞれ、メリットとデメリットが存在します。どちらも考慮した上で、自分が処分しやすい方法を選んでみてください。それぞれについて詳しく解説します。
1.ゴミとして出す
茶道具の処分方法には、ゴミとして出す方法があります。一番簡単な方法であり、誰でも処分しやすいのが大きなメリットです。処分費用がかかるとしても、袋に入るくらいのサイズであれば20〜50円で捨てられるため、それほど気にする必要がありません。
しかし、ゴミとして出した茶道具が価値のあるものだった場合、かなり損をすることになります。なぜなら茶道具のなかには、数百万円の価値がある茶道具もあるからです。「価値がないだろう」と自己判断するのは、避けたほうがいいでしょう。
2.ほしい知人に譲る
茶道具をほしいという知人がいれば、譲るのも一つの手です。ゴミにならず、ほしい人に再利用してもらえるため、気持ちがいいですよね。保存状態がいいものを贈ってあげれば、喜んでもらえます。
この場合、金銭的なメリットはまったくありません。無理に譲ろうとすると、押し付けのように捉えられてしまうこともあるので注意しましょう。相手とよく話し合った上で譲ることをおすすめします。
3.フリマアプリやオークションを使う
茶道具をお金に変えたい場合には、フリマアプリやオークションで売るのがおすすめです。フリマアプリやオークションには、気が向いたときに自宅で簡単に出品できるメリットがあります。出品者が商品の価格を自由に決められるため、好きな値段で売れるでしょう。
ただし、時間がかかる点とトラブルに発展しやすい点には注意が必要です。フリマアプリやオークションでは商品説明から写真の添付、梱包、発送までをすべて一人でやらなければいけません。またネット上でのやり取りであるため、説明文に内容を丁寧に記載していたとしても、「イメージと違ったので返品したい」といわれてしまうこともあります。
そのため、慎重に検討した上で利用するのがいいでしょう。
4.リサイクルショップで売る
茶道具をお金に変えて処分したい場合は、リサイクルショップを利用するのも一つの手です。リサイクルショップでは幅広いジャンルを取り扱っており、茶道具も買い取ってもらえる可能性があります。家にある不要品と一緒に処分したい方におすすめです。
ただしリサイクルショップには、茶道具を専門で鑑定できるスタッフが在籍していないことが多いでしょう。専門的な知識がなければ本来の価値を見出して査定してもらえないため、安価で買い取られてしまう可能性が高いです。本来の価値を知った上で売却したいのならば、利用は避けたほうがいいでしょう。
5.茶道具専門の買取業者に依頼する
茶道具を適正な価格で売りたいという場合は、専門で取り扱っている業者に依頼するのがおすすめです。専門の買取業者には、茶道具に精通した鑑定士が在籍しています。知識や経験、市場の情報から正しい価値を見出し、適正価格で買い取ってもらえるでしょう。
さらに即金性も高いため、できるだけ早くお金に換えたい方にもおすすめです。ただし、なかには悪徳業者も存在し、家のものを勝手に持ち出されてしまうといった事例もあるため、業者選びは慎重にしてください。
高く売れる茶道具の3つの特徴
高く売れる茶道具には、以下に示す3つの特徴があります。
・制作年代が古い
・有名な作家が作っている
・付属品を全て揃えている
それぞれ、なぜ高く買い取ってもらえるのかを解説します。自分の持っている茶道具に価値があるのかどうかをおおまかに知りたいときや、高く売れるものに該当するのか気になる方は、以下の項目をチェックしてみてください。
1.制作年代が古い
高く売れる茶道具には、制作された年代が古いという特徴があります。特に茶道に使われる茶碗は割れやすく、古いものは現代まで残っている可能性が低いのです。市場に出回っているものが少ないほど希少価値が生じ、高値がつくことになります。
年代がそれほど古くないものであっても、市場に出回っている数が少ない時代のものであれば高く買い取ってもらえるでしょう。気になる場合は、制作された年代を調べてみてください。
2.有名な作家が作っている
有名な作家の作品であるという点も、高く買い取ってもらえる茶道具の特徴です。たとえ制作された年代が新しくても、高値で買い取ってもらえる可能性があります。特に人間国宝に認定された方や、千家十職に属している作家の作品は高値で買い取ってもらえるでしょう。
高値で買い取ってもらえる理由は、ファンがこぞって集めており、憧れの品でもあるからです。人気があって「高額でも手に入れたい」という需要があるため、価値が上がっていきます。ほかにも、有名人が所有していた茶道具も高値で取引される傾向にあります。
3.付属品を全て揃えている
高値で茶道具を買い取ってもらおうとした場合、付属品が全て揃っていることも重要なポイントです。付属品とは、以下のものを指します。
・鑑定書
・共箱
・包み紙
・紐
・箱書き
これらがあると、一定以上の価値があると判断されます。特に鑑定書は、茶道具の品質を証明するものです。そのため一緒に査定してもらうと、評価が高くなる可能性があります。購入時にはこれらをしっかりと保管し、売るときには忘れずに一緒に付けましょう。
茶道具の価値を見極めてくれる業者の選び方
茶道具を売るならば、正しい価値を見極めてくれる業者を選んでください。選び方の基準は以下のとおりです。
・骨董品買取の実績と経験がある
・茶道具の出張買取に対応している
・茶道具の知識を持ったスタッフがいる
・独自の販売ルートを持っている
それぞれ、どういった点に留意すればいいのかを解説していきます。売却するお店を決めかねている方は、ぜひ参考にしてください。
骨董品買取の実績と経験がある
お店を選ぶ際には、骨董品買取の実績と経験があるかをチェックしましょう。茶道具の鑑定は、骨董品鑑定のなかでも経験を必要とします。経験が不足していると、価値を見誤って安く買い取られてしまうこともあるので注意してください。
実績はお店の公式サイトを確認し、茶道具を取り扱ったことがあるかをチェックしましょう。また「骨董品をメインで買い取っている」といった記載があるかどうかも確認してください。
茶道具の出張買取に対応している
出張買取に対応しているかどうかも、チェックすべきポイントの一つといえます。出張買取は、スタッフが家まで来て買い取りをしてくれるシステムです。そのため、破損しやすい茶道具を持ち運ぶ必要がなく、安心して買い取ってもらえます。
さらに出張買取は、査定から売却までがスムーズであることがメリットで、査定後すぐにお金に換えたい方にとっておすすめの方法です。破損といったリスクがなく、金銭面のメリットがある出張買取に対応しているお店を選びましょう。
茶道具の知識を持ったスタッフがいる
茶道具を買い取ってもらう場合には、知識を持つスタッフがいるかどうかを必ずチェックしましょう。経験だけでは、茶道具の正しい価値を見出すのは難しいからです。
・作家がどのくらい有名か
・希少性はあるか
・制作された年代
これらを総合的に評価して価値をつけるため、それ相応の知識を必要とします。さらに時代背景など詳しく知っている鑑定士であれば、プラス要素を評価してくれることもあるかもしれません。公式サイトを確認し、スタッフの経歴などを見ておきましょう。
独自の販売ルートを持っている
茶道具を買い取ってもらう場合、独自の販売ルートを持っているお店に依頼するのがおすすめです。販売ルートが少ない場合、買い手を見つけることが難しくなるため、その分安い値段で買い取られることがほとんどでしょう。しかし独自のルートを持っていれば売りさばける可能性が高いため、高値で買い取ってもらえる可能性も高いわけです。
公式サイトでは販売ルートについて記載されていることが多いので、この点もチェックしてみてください。
処分したい茶道具は「永寿堂」にご依頼ください
茶道具を処分したい場合は、ぜひとも「永寿堂」にご依頼ください。永寿堂には独自の販売ルートがあり、専門知識や経験、データを元に適正な価格で買い取ります。出張買取にも対応しているため、壊れやすい茶道具の買取でも安心です。
気になった方は、電話またはメールでお問い合わせください。
【永寿堂へのお問い合わせ】
・TEL:0120-060-510
・メール:info@eijyudou.com
まとめ
茶道具とは、緑茶か煎茶かを問わず、茶道に用いられる道具のことです。その処分方法には、ゴミとして出したり、茶道具専門の買取業者に売ったりする方法があります。それぞれメリットとデメリットがあるので、どちらも踏まえた上で自身に合った方法を選びましょう。
もしも自分が持っている茶道具が高く売れるかどうかが不安な場合には、この記事で挙げた3つの特徴に当てはまっているかどうかを確認してみてください。
買取のお店を選ぶ際には、実績や経験、知識、販売ルートなどを考慮しながら選んでみましょう。もしも迷った場合は、ぜひ「永寿堂」へご依頼ください。
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