シルバーカトラリーの見分け方とは?見るべきポイントや本物の特徴について解説

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シルバーカトラリーの見分け方とは?見るべきポイントや本物の特徴について解説
シルバーカトラリーの見分け方メインイメージ

ご家庭にある美しいシルバーカトラリー。
「特別な日のために大切にしているけれど、これって本当に銀でできているのかな?」と疑問に思ったことはありませんか。
銀食器には、銀を主成分とする「銀製(スターリングシルバーなど)」のものと、他の金属の表面に薄く銀をコーティングした「銀メッキ」のものがあります。
見た目がよく似ているため、一目で見分けるのはなかなか難しいものです。
そこで今回は、お持ちのカトラリーが銀製かどうかを見分けるための、いくつかのポイントをご紹介します。
ご自宅で簡単に確認できる方法もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

【目次】
シルバーカトラリーの見分け方で最も確実な方法は?
 カトラリーの裏側などにある刻印を確認する
 刻印が見当たらない場合は銀製ではない可能性が高い
本物の銀製カトラリーにはどのような刻印がある?
 「STERLING」や「925」「純銀」は銀製を示す代表的な刻印
 「SILVER」「SV」「SILVER950」なども銀製であることを示す
 イギリス製アンティークには品質を証明する「ホールマーク」がある
銀メッキやステンレス製のカトラリーにはどのような刻印がある?
 「E.P.N.S.」や「SILVERE.P」は銀メッキ製品を示す
 「NICKELSILVER」や「洋銀」は銀ではなく洋白という合金
 「STAINLESSSTEEL」はステンレス製であることを意味する
刻印以外で銀製かどうかを判断する方法は?
 磁石を近づける
 氷を乗せて溶ける速さを見る
 刻印の確認と併用する
まとめ
西洋アンティーク品を買い取りします

 

シルバーカトラリーの見分け方で最も確実な方法は?

カトラリーの裏側などにある刻印を確認する

シルバーカトラリーが本物の銀製、つまり銀を主成分として作られたものかどうかを見分けるために、専門的な知識や道具を必要としない最も確実で簡単なアプローチは、製品自体に施されている「刻印」の有無と内容を調べることです。
銀や金、プラチナといった貴金属は、その素材自体の価値が高いため、信頼性のあるメーカーは、製品の品質、特に含まれる貴金属の純度(品位)を公的に証明するために、必ずと言ってよいほど小さな文字やマークを刻んでいます。
この刻印こそが、そのカトラリーが本物の銀製であることを示す動かぬ証拠となります。
カトラリーを手に取り、まずはその裏側、特に柄の裏面や先端に繋がる付け根の部分など、目立たない場所に極小の文字や数字、シンボルマークが刻まれていないかを隅々まで探してみましょう。
この種の刻印は非常に細かく、肉眼では判読が難しいことが多々あります。
そうした場合には、スマートフォンに搭載されているカメラの拡大機能(ズーム)を活用するか、あるいは虫眼鏡(ルーペ)を使用することで、刻印を拡大してよりクリアに確認することが可能になります。
これにより、記載されている品位の数値や種類を正確に読み取ることができます。

 

刻印が見当たらない場合は銀製ではない可能性が高い

残念ながら、カトラリーの表面をくまなく探しても、製造元や品位を示す刻印が一切見当たらない場合は、その製品が「銀製」(スターリングシルバーなど)である可能性は極めて低いと判断せざるを得ません。
貴金属業界の一般的な基準やこれまでの多くの事例から見ても、純度を保証する刻印がないにも関わらず、それが純粋な銀製品であるケースは、ほぼ例外がないと言えるほど稀だからです。
銀という素材は市場において明確な価値を持つため、製造者が品質の保証と信用維持のため、その製品が一定以上の銀を含んでいることを示す刻印を施すのは当然の責任です。
したがって、刻印がないということは、そのカトラリーの主要な素材が銀ではない、具体的にはステンレス鋼(STAINLESS STEEL)や、見た目が銀に似ているものの銀を全く含まない銅・ニッケル・亜鉛の合金である洋白(ようはく、ニッケルシルバーとも呼ばれます)などの、より安価で一般的な金属で構成されていると考えるのが合理的です。
稀に銀メッキ製品でも刻印がないものもありますが、銀製の可能性は極めて低いでしょう。

銀製のフォークやスプーンなどの食器

 

本物の銀製カトラリーにはどのような刻印がある?

「STERLING」や「925」「純銀」は銀製を示す代表的な刻印

銀を主成分とする本物のカトラリー、特に国際的に流通している製品において、最も頻繁に確認される代表的な刻印は、「STERLING(スターリング)」または数字の「925」です。
これらの刻印は、その製品に使用されている金属合金の中に、純粋な銀が重量比で92.5%含まれていることを正確に示しています。
銀は、純度100%の純銀状態だと非常に柔らかく、カトラリーとして日常的に使用するには、容易に曲がったり傷ついたりしてしまうという実用上の弱点があります。
そのため、適度な強度と耐久性を確保し、食器としての機能性を高める目的で、残りの7.5%に銅などの他の金属を意図的に混ぜて合金化するのが一般的です。
この銀92.5%と他の金属7.5%の合金が、世界的に最も信頼され、広く普及している「スターリングシルバー」と呼ばれる品位です。
さらに、日本国内で製造されたカトラリーや伝統的な銀器においては、その純度を示すために「純銀」や「銀製」といった明確な漢字表記の刻印が用いられているケースも多く見受けられます。
「純銀」という刻印は文字通り純銀であることを示す場合もありますが、一般的には925以上の高品位の銀合金を指すこともあります。
これらの刻印のいずれかが確認できた場合、そのカトラリーは正真正銘の銀製品であると安心して判断して差し支えありません。

 

「SILVER」「SV」「SILVER950」なども銀製であることを示す

先の「STERLING」や「925」といった標準的な刻印以外にも、カトラリーが銀製であることを示す刻印は多様に存在しています。
「SILVER」という直接的な表記や、その一般的な略語である「SV」という刻印も、銀製品によく用いられる表示方法の一つです。
これらもまた、銀を主要な素材として用いていることを保証しています。
また、「SILVER950」や「SV950」といった、より高い数字を伴う刻印が存在することもあります。
この「950」という数字は、銀の含有率が95.0%であることを意味しており、前述のスターリングシルバー(925)よりも銀の割合がわずかに高い、より純度が高く、結果として価値も高い銀合金が使用されていることを示しています。
カトラリーの中には、純度90.0%を示す「900」や、純度97.0%を示す「970」といった、さらに様々な品位の刻印が確認できる場合もありますが、いずれも銀を主成分とする「銀製」であることを保証するものです。

 

イギリス製アンティークには品質を証明する「ホールマーク」がある

お手持ちのカトラリーが、特に歴史的な価値を持つイギリス製のアンティーク品であるならば、通常の品位刻印とは一線を画す「ホールマーク(Hallmark)」と呼ばれる特別な認証刻印群が打ち込まれている可能性があります。
このホールマークは、イギリス政府によって公的に認められた検査機関(アッセイ・オフィス)が、製品に含まれる貴金属の純度を厳格に分析・検査し、その品質を正式に証明するために打刻する、世界的に権威のある刻印制度です。
この複雑なホールマークの連なりを詳細に読み解くことによって、単に製品がスターリングシルバー(その証明として「歩くライオン」のシンボルマークが非常に有名です)であることを確認できるだけでなく、さらに、その製品を製造したメーカーの特定のシンボル、製品が実際に作られた正確な製造年代(年号に対応するアルファベット一文字)、そしてどの都市の検査機関で品質検査を受けたのか(都市を示すシンボルマーク)といった、非常に多岐にわたる歴史的情報までもが明らかになります。
これらの刻印は、単なる品質保証以上の、そのカトラリーの歴史と由来を物語る非常に興味深く、魅力的な要素となっています。

 

銀メッキやステンレス製のカトラリーにはどのような刻印がある?

「E.P.N.S.」や「SILVERE.P」は銀メッキ製品を示す

銀製ではないカトラリーにも、素材を示す刻印が打たれています。
例えば、「E.P.N.S.」という刻印は、銀メッキ製品であることを示す代表的なものです。これは「ElectroPlatedNickelSilver」の略で、「ニッケルシルバー(洋白)の上に電気メッキで銀を施した」という意味になります。
ほかにも、「SILVERE.P」や「GSILVER」といった刻印も銀メッキを示します。
これらは銀製品ではありませんが、表面は本物の銀で覆われているため、銀特有の輝きを持っています。

 

「NICKELSILVER」や「洋銀」は銀ではなく洋白という合金

刻印の中に「SILVER」という文字が入っているため、銀製と間違えやすいのが「NICKELSILVER」や「洋銀(ようぎん)」です。
実はこれらは、銀を全く含んでいない「洋白」という合金でできています。
洋白は、銅、ニッケル、亜鉛を混ぜて作られた銀色の合金で、銀のような見た目をしていることからその名が付きました。
銀製品と誤解されやすい刻印の代表例ですので、覚えておくとよいでしょう。

 

「STAINLESSSTEEL」はステンレス製であることを意味する

「STAINLESSSTEEL」という刻印は、その名の通りステンレス製であることを示しています。
ステンレスは錆びにくく丈夫なため、日常使いのカトラリーの素材として広く使われています。
銀製品に比べて輝きは硬質で、お手入れが簡単なのが特徴です。

純銀のシルバーカトラリー

 

刻印以外で銀製かどうかを判断する方法は?

磁石を近づける

刻印が摩耗して読めない場合など、補助的に使える見分け方もあります。
その一つが磁石を使ってみる方法です。銀は磁石にはほとんど反応しません。
もしカトラリーに磁石を近づけてみて、ピタッと強く引き寄せられるようであれば、それは銀メッキ製品である可能性が高いです。
なぜなら、銀メッキの芯材として、磁石に強く反応する鉄などの金属が使われていることがあるからです。

 

氷を乗せて溶ける速さを見る

もう一つ、ご家庭で簡単に試せるのが氷を使う方法です。
銀はすべての金属の中で最も熱を伝えやすい(熱伝導率が高い)という性質を持っています。
そのため、銀製のスプーンの上に氷を乗せると、スプーンが持つ室温の熱が瞬時に氷に伝わり、他の金属や陶器製のスプーンに乗せた場合と比べて、驚くほど速く氷が溶けていきます。
もし溶けるスピードが明らかに早ければ、そのカトラリーは銀製である可能性が高いと言えるでしょう。

 

刻印の確認と併用する

磁石や氷を使った方法は手軽で面白いですが、あくまで簡易的な判断材料と考えるのがよいでしょう。
例えば、銀メッキ製品でも芯材に鉛や錫(すず)など磁石に反応しない金属が使われている場合は、磁石テストでは見分けることができません。
やはり最も信頼できるのは刻印の確認です。
これらの方法は、刻印が見えにくい場合などの補助的な手段として、組み合わせて試してみることをおすすめします。

 

まとめ

お持ちのシルバーカトラリーが本物の銀製か、それとも銀メッキなど他の素材なのかを見分ける方法についてご紹介しました。

・最も確実な方法は、カトラリーの裏側などにある「刻印」を確認することです。

・「STERLING」「925」「純銀」などは銀製、「E.P.N.S.」「NICKELSILVER」などは銀製ではないことを示す代表的な刻印です。

・刻印が読めない場合は、補助的な方法として「磁石」や「氷」を使ってみるのも一つの手です。

ご自宅に眠っているカトラリーの正体がわかれば、より一層愛着が湧くかもしれません。買取に出すにしても、今回の確認方法が、事前に本物かどうかを調べる目安となるでしょう。

 

投稿者プロフィール

 永寿堂は、名古屋市を拠点に愛知・岐阜・三重を含む東海三県を中心に、全国を対象に骨董品買取を専門としております。お客様が大切にされてきた骨董品一つひとつに心を込めて査定し、適正な価格での買取を心がけています。当社は、骨董品の知識を有する専門家が直接お伺いし、適切な金額で買取査定を可能にします。
 私たちの事業は、骨董品の美しさや価値を正しく評価し、適正な価格で買い取ることにあります。永寿堂では、手のひらサイズの小さなものから、ご実家の倉庫や蔵に眠る骨董品や遺品整理の際に見つけた工芸品まで、幅広く対応しています。10品目100種類以上の幅広い買取品目を扱っており、全国どこでも軽いフットワークで対応可能です。
 永寿堂では、お客様からの信頼を何よりも大切にしています。一つひとつの品物に対して丁寧な対応を心掛け、お客様が安心してご利用いただけるサービスを提供しています。骨董品買取をお考えの際は、ぜひ永寿堂へご相談ください。     永寿堂店主 小川宏

 

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