ボヘミアグラスの特徴とは?他のグラスとの違いやブランドについて解説

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ボヘミアグラスの特徴とは?他のグラスとの違いやブランドについて解説
ボヘミアングラスの特徴メインイメージ

きらきらと宝石のように輝くガラス製品、「ボヘミアグラス」。
その名前を聞いたことはあっても、他のガラス製品と具体的に何が違うのか、よく知らないという方もいらっしゃるかもしれません。
実は、その美しさの裏には、素材や製法に由来するユニークな特徴が隠されています。
今回は、ボヘミアグラスが持つ独特の魅力と、代表的なブランドについてご紹介します。

 

【目次】
ボヘミアグラスの特徴は他のガラスと何が違う?
 ブナの木の灰などを原料とした高い透明度と硬度を持つ
 冷えたガラスを削る「コールドワーク」で成形される
 レースカットなど宝石のような繊細な彫刻が施される
 豊かなカラーバリエーションの色彩ガラスも存在する
どのブランドのボヘミアグラスを選べばいい?
 最高峰ブランド「モーゼル」は卓越した技術と美しさ
 「ボヘミアクリスタル」は伝統と現代性を両立する
 「ラスカボヘミアガラス」は独自の繊細な彫刻が魅力
まとめ
西洋アンティーク品を買い取りします

 

ボヘミアグラスの特徴は他のガラスと何が違う?

ボヘミアグラスは、現在のチェコ共和国にあたるボヘミア地方で生まれたガラス工芸品です。
その歴史は古く、9世紀頃まで遡るともいわれています。
ヴェネツィアングラスと並び称されることも多いですが、その性質や作られ方は大きく異なります。

ブナの木の灰などを原料とした高い透明度と硬度を持つ

ボヘミアグラスの最大の特徴は、その原料にあります。
この地方で豊富に採れるブナの木を燃やして作った灰に含まれる「炭酸カリウム」を使い、高品質なガラスを生み出しました。
この原料を用いることで、水晶のように澄み切った高い透明度と、優れた硬度を持つガラスが完成します。
この硬さが、のちに解説する繊細な加工を可能にしているのです。

 

冷えたガラスを削る「コールドワーク」で成形される

ガラスの加工法には、熱く柔らかいうちに形を整える「ホットワーク」と、冷えて固まったガラスを加工する「コールドワーク」があります。
ヴェネツィアングラスがホットワークで作られるのに対し、ボヘミアグラスはコールドワークが主流です。
これは、原料由来の硬さがあってこそ可能な技法。
型に流し込んで大まかな形を作った後、職人が時間をかけてじっくりと彫刻などを施していきます。

 

レースカットなど宝石のような繊細な彫刻が施される

コールドワークという製法により、ボヘミアグラスには驚くほど緻密で繊細な装飾を施すことができます。
グラインダーと呼ばれる道具でガラスの表面を削り出す技法や、エングレーヴィング(彫刻)によって、まるでレース編みのような複雑な文様が描かれます。
光を受けると、このカットがプリズムのように輝き、宝石さながらのきらめきを放つのです。

 

豊かなカラーバリエーションの色彩ガラスも存在する

ボヘミアグラスというと無色透明のイメージが強いかもしれませんが、実は豊かな色彩を持つ製品も多く存在します。
もともとは透明なガラスが主流でしたが、後に化学反応を利用してガラスに色をつける技術が確立されました。
アメジスト、アクアブルー、トパーズなど、天然石のような美しい色合いのカラーガラスは、見る人の心を惹きつけてやみません。

綺麗なカットが施されたボヘミアングラス

 

どのブランドのボヘミアグラスを選べばいい?

長い歴史を持つボヘミアグラスには、数多くの工房やブランドが存在します。
それぞれに個性があり、デザインの趣向もさまざまです。
ここでは、特に知名度が高く、代表的な3つのブランドをご紹介します。

最高峰ブランド「モーゼル」は卓越した技術と美しさ

「キングオブガラス」と称されるモーゼルは、1857年に創業したボヘミアグラスの最高峰ブランドです。
創業当初は他社製のガラスを加工する工房でしたが、やがて自社でガラス製造を手がけるようになり、その卓越した彫刻技術で上流階級の人々を魅了しました。
各国の王室御用達にもなり、その名を世界に轟かせました。また、色彩ガラスの技術を確立したのもモーゼルの功績です。
熟練の職人が作る製品ですら、半数以上が厳しい社内基準を満たせずに弾かれるというほど、徹底した品質管理でも知られています。

 

「ボヘミアクリスタル」は伝統と現代性を両立する

ボヘミアクリスタルは、1975年に創立されたブランドです。
ボヘミアグラスの伝統的な技術や様式美を受け継ぎながらも、現代のライフスタイルに合わせたモダンなデザインを積極的に取り入れているのが特徴です。
その名の通り、クリスタルガラスの透明度と輝きを追求した製品を多く生み出しており、グラス類だけでなく、花瓶やピッチャー、ティーアイテムなど、幅広いラインナップを展開しています。

 

「ラスカボヘミアガラス」は独自の繊細な彫刻が魅力

「ラスカ」とは、チェコ語で「愛」を意味する言葉です。
その名を冠したこのブランドは、繊細で独創的な彫刻模様に定評があります。
グラインダーによる削り出しや、低温で溶かした色ガラスの顔料で絵柄を描いて焼き付けるハンドペイントなど、多彩な技法を駆使して美しい製品を生み出しています。
伝統を大切にしつつも、現代的な感性も取り入れたデザインは、多くの人々から支持されています。

色とりどりのボヘミアングラス

 

まとめ

今回は、ボヘミアグラスの魅力について掘り下げてみました。
ボヘミアグラスが多くの人を魅了するのは、単に美しいからというだけではありません。

・ブナの木の灰という独自の原料が生み出す、高い透明度と硬度
・冷えたガラスを削る「コールドワーク」という製法
・硬いガラスだからこそ可能な、宝石のような繊細な彫刻
・無色透明から色鮮やかなものまで、豊かなバリエーション

こうした背景を知ることで、グラス一つひとつの輝きが、より一層特別なものに感じられるのではないでしょうか。
モーゼルのような最高峰ブランドから、現代的なデザインが魅力のブランドまで、さまざまな選択肢があります。
ぜひ、あなたのお気に入りを見つけて、日々の暮らしに美しい彩りを加えてみてください。

 

投稿者プロフィール

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