季節の掛け軸とは?選び方・飾り方・意味を解説

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季節の掛け軸とは?選び方・飾り方・意味を解説
季節で飾る掛け軸

日本の伝統的な空間である和室。
その象徴ともいえる床の間には、季節の移ろいを感じさせる掛け軸が飾られます。
掛け軸は単なる装飾品ではなく、その絵柄や書には深い意味が込められ、住まう人の感性やおもてなしの心を映し出すものです。
しかし、多種多様な掛け軸の中から、自分の好みに合った、そして季節にふさわしいものを選ぶのは容易ではありません。
そこで今回は、季節に合わせた掛け軸の選び方とその意味、効果についてご紹介します。

 

【目次】
掛け軸の季節ごとの選び方
 春の掛け軸選びと意味
 夏の掛け軸選びと意味
 秋の掛け軸選びと意味
 冬の掛け軸選びと意味
掛け軸に込められた季節の情景
 春の象徴的な絵柄と意味
 夏の涼しげな絵柄と意味
 秋の風情あふれる絵柄と意味
 冬の厳かな絵柄と意味
掛け軸の歴史と飾り方
 掛け軸の歴史と種類
 掛け軸の正しい飾り方
 季節に合わせた飾り方
まとめ
骨董品の買取は永寿堂へおまかせ下さい!

 

掛け軸の季節ごとの選び方

春の掛け軸選びと意味

春の訪れを告げる掛け軸は、芽吹きや開花を象徴する絵柄が選ばれます。
梅や桜といった花はもちろん、若葉や鶯、そして春の訪れを待ちわびるような穏やかな風景画も春の掛け軸としてふさわしいでしょう。
梅は寒さの中でも花を咲かせる強さと、気品ある美しさを象徴し、桜は春の到来を告げる喜びと儚さを表現します。
これらの絵柄は、春の希望に満ちた雰囲気を醸し出し、心穏やかな空間を演出します。

 

夏の掛け軸選びと意味

夏の掛け軸は、暑さを忘れさせる涼しげな絵柄が好まれます。
緑葉の茂る木々や、清流、滝、そして朝顔や紫陽花といった夏の風情を伝える花々が描かれた作品が代表的です。
これらの絵柄は、夏の暑さや湿気を感じさせず、心身ともにリラックスできる空間を創り出します。
また、夏の風物詩である花火や、涼しげな鳥や魚をモチーフにした作品も、夏の掛け軸として人気があります。

 

秋の掛け軸選びと意味

秋は収穫の季節。
紅葉や、実りの象徴である柿や稲穂など、秋の豊かさを表現する絵柄が選ばれます。
また、秋の七草や菊といった花も秋の掛け軸によく使われます。
これらの絵柄は、秋の穏やかで落ち着いた雰囲気を醸し出し、ゆったりとした時間を過ごすのに最適な空間を演出します。
さらに、月や雁といった秋の夜長の風情を伝えるモチーフも、秋の掛け軸として人気があります。

 

冬の掛け軸選びと意味

冬の掛け軸は、雪景色の絵画や、寒さの中でも凛と咲く椿や南天といった植物の絵柄が好まれます。
また、松竹梅といった寒さに強い植物は、厳しい冬の中でも生命力を感じさせ、希望を象徴する絵柄として用いられます。
これらの絵柄は、冬の厳しさの中に潜む静けさや強さを表現し、落ち着いた雰囲気を醸し出します。

季節の花が入った掛け軸

 

掛け軸に込められた季節の情景

春の象徴的な絵柄と意味

春の掛け軸では、梅や桜が最も人気です。
梅は、厳しい寒さを乗り越えて花を咲かせることから、希望や忍耐の象徴とされ、桜は、その華やかさと儚さから、春の喜びや美しさ、そして人生のはかなさを表現します。
他にも、菜の花やレンギョウなどの明るい色の花や、鶯のさえずり、新緑など、春の芽吹きや生命の息吹を感じさせる絵柄が好まれます。
これらの絵柄は、観る人に春の喜びと安らぎを与えてくれます。

 

夏の涼しげな絵柄と意味

夏の掛け軸には、暑さを和らげる涼しげな絵柄が求められます。
例えば、滝や川の流れ、緑豊かな森、そして朝顔や紫陽花といった夏の植物が描かれた作品は、観る人の心に涼風を届けてくれます。
また、風鈴や蛍といった夏の風物詩をモチーフにした絵柄も、夏の情緒を高めてくれます。
これらの絵柄は、夏の暑さや湿気から解放され、心身ともにリラックスできる空間を演出します。

 

秋の風情あふれる絵柄と意味

秋の掛け軸は、秋の深まりを表現する絵柄が用いられます。
紅葉の鮮やかな色彩や、実りの象徴である柿や稲穂、そして秋の七草など、秋の豊かさや美しさを表現した絵柄が好まれます。
また、月や雁といった秋の夜長の風情を伝えるモチーフも、秋の掛け軸にふさわしいでしょう。
これらの絵柄は、秋の静けさや侘び寂びといった情緒を醸し出し、落ち着いた雰囲気を演出します。

 

冬の厳かな絵柄と意味

冬の掛け軸は、冬の厳しさや静けさを表現する絵柄が選ばれます。
雪景色の絵画は、冬の厳しさと美しさを同時に表現し、観る人の心に静寂を与えます。
また、寒さの中でも凛と咲く椿や南天、そして松竹梅といった寒さに強い植物は、生命力の強さや希望を象徴します。
これらの絵柄は、冬の厳しさの中に潜む美しさや力強さを表現し、落ち着いた雰囲気を醸し出します。

 

掛け軸の歴史と飾り方

掛け軸の歴史と種類

掛け軸は、古くは中国から伝来した「掛け物」が起源とされています。
当初は仏画や曼荼羅などが中心でしたが、室町時代になると茶道との結びつきが深まり、より洗練された掛け軸が作られるようになりました。
種類としては、絵画や書、そしてそれらを組み合わせたものなど、様々なものがあります。
素材も、絹や紙など様々で、それぞれの素材が絵柄や雰囲気に独特の味わいを与えています。

 

掛け軸の正しい飾り方

掛け軸を飾る際には、いくつかの点に注意が必要です。
まず、掛け軸のサイズと床の間に合ったバランスを考慮することが重要です。
一般的には、床の間に飾る掛け軸の幅は、床の間の幅の約三分の一が適切とされています。
また、掛け軸には表裏があり、表を正面に向けて飾る必要があります。
さらに、掛け軸に直射日光が当たらないように、また、湿気や埃から守るためにも、適切な場所に飾ることが大切です。

 

季節に合わせた飾り方

季節に合わせた掛け軸を飾ることで、和室の雰囲気をより一層高めることができます。
春には明るい色の花や若葉、夏には涼しげな水辺の風景、秋には紅葉や実りの象徴、冬には雪景色や寒さに強い植物など、季節の移り変わりを反映した絵柄を選ぶことが大切です。
また、季節だけでなく、行事やイベントに合わせて掛け軸を替えることで、より豊かな空間を演出できます。

季節によって変える掛け軸

 

まとめ

今回は、季節に合わせた掛け軸の選び方とその意味、効果について解説しました。
掛け軸は、単なる装飾品ではなく、季節の移ろいを感じさせ、住まう人の感性やおもてなしの心を表現する大切なものです。
様々な絵柄や書から、自分の好みに合った、そして季節にふさわしい掛け軸を選び、和室をより豊かな空間にしていきましょう。
季節感を取り入れることで、和室の雰囲気は格段に向上し、心安らぐ空間が創り出せます。
掛け軸を選ぶ際には、絵柄だけでなく、その意味や歴史にも目を向けてみることで、より深い楽しみ方ができるでしょう。
そして、適切な飾り方をすることで、掛け軸を長く大切に楽しむことができます。
季節の移ろいとともに、掛け軸を楽しみ、和の空間を満喫しましょう。

 

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