深海で静かに育まれる、燃えるような赤い宝石、赤珊瑚。
その神秘的な輝きは、時代を超えて多くの人々を魅了し続けてきました。
なぜこれほどまでに価値が高く、特別な存在として扱われるのでしょうか。
その背景には、単なる美しさだけではない、いくつかの理由が存在します。
今回は、赤珊瑚が持つ本当の価値と、その奥深い魅力をご紹介します。
【目次】
赤珊瑚はなぜ高い?価値を決める3つの理由
希少性が高いから
歴史的価値があるから
需要が高いから
赤珊瑚は何に使われている?
宝石
置物
数珠・仏具
根付・簪(かんざし)・印籠飾り
書道・文房具・印材
赤珊瑚の品質を見極めるポイント
色と照りを確認
ヒとフの有無を確認
原産地を確認
よくある質問
まとめ
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赤珊瑚はなぜ高い?価値を決める3つの理由
希少性が高いから
赤珊瑚の価値を支える最も大きな要因は、その希少性です。
宝飾品や骨董品として使われる赤珊瑚の成長は非常に遅く、1年でわずか0.2?0.3mmほどしか成長しません。
宝飾品や骨董品として使える大きさになるまでには、気の遠くなるような年月が必要です。
さらに、生息するのは水深100メートルを超える深海であるため、その採取は極めて困難を極めます。
現在ではワシントン条約によって国際取引が規制されており、市場に流通する量が限られていることも、希少価値を高める一因となっています。
歴史的価値があるから
赤珊瑚は、古くから世界中で宝として扱われてきた長い歴史を持っています。
古代ローマでは魔除けのお守りとして子供のお守りにされたり、仏教の世界では極楽浄土を飾る七つの宝「七宝」の一つとして尊ばれたりしてきました。
時代や文化を超えて、富と権力の象徴、そして神聖なものとして扱われてきた歴史的背景が、その価値を不動のものにしています。
需要が高いから
希少であるにもかかわらず、赤珊瑚を求める声は後を絶ちません。
特に中国や台湾といった中華圏では、赤色が縁起の良い色とされており、幸運を招くお守りとして絶大な人気を誇ります。
日本国内でも、古くから装飾品や工芸品として愛されてきました。
このように国内外で安定した高い需要があることが、赤珊瑚の価格を支える大きな理由となっています。

赤珊瑚は何に使われている?
宝石
最も代表的な用途が、指輪やネックレス、ピアスといった宝飾品です。
深みのある赤色は肌の色を美しく見せ、様々なデザインのジュエリーに加工されています。
置物
珊瑚の原木の形をそのまま活かした置物や、職人の手によって龍や七福神などの縁起物が彫り上げられた彫刻品は、美術品として高い価値を持ちます。
数珠・仏具
仏教における七宝の一つであることから、格式の高い数珠の素材として用いられます。
手にするたびに、その重みと滑らかな感触を味わうことができます。
根付・簪(かんざし)・印籠飾り
江戸時代から続く日本の伝統工芸品の世界でも、赤珊瑚は重要な役割を担ってきました。
帯から提げる根付や、髪を彩る簪など、和装を粋に引き立てる小物として愛用されています。
書道・文房具・印材
硬度と密度が高いという特性を活かし、印鑑の素材としても利用されることがあります。
朱肉の赤と珊瑚の赤が調和し、独特の風格を醸し出します。
赤珊瑚の品質を見極めるポイント
色と照りを確認
赤珊瑚の価値を最も左右するのが「色」です。
色が濃く、鮮やかで、全体に色ムラがないものが高品質とされます。
中でも「血赤珊瑚」と呼ばれる、黒みを帯びた深紅色が最高級品として扱われます。
また、表面の光沢である「照り」が強く、磨き上げたような艶があるかどうかも重要なポイントです。
ヒとフの有無を確認
天然の珊瑚には、ひび割れのように見える「ヒ」や、白い斑点や模様である「フ」が存在します。
これらは天然である証でもありますが、価値を決める上では、ヒやフが少なく目立たないものほど良質と評価されます。
特にフは原木の中央部分の「骨」にあたるため、完全になくすことはできません。
原産地を確認
赤珊瑚は世界中の海で採取されますが、産地によって品質が異なります。
中でも日本近海、特に高知県土佐沖で採れるものは、冷たい海の深い水圧によって育まれるため、密度が高く、色も濃い最高品質として世界的に有名です。

よくある質問
Q: 赤珊瑚のお手入れ方法は?
A: 赤珊瑚の主成分は酸に弱い炭酸カルシウムです。
汗や化粧品、果汁などが付着した際は、放置せずに速やかに柔らかい布で優しく拭き取ってください。
保管する際は、他の硬い宝石とぶつかって傷がつかないよう、個別の袋やケースに入れることをおすすめします。
Q: 偽物と本物の見分け方はありますか?
A: 本物の珊瑚には、天然の証である「フ」と呼ばれる白い斑点や、原木が成長した跡である年輪のような模様が見られます。
一方で、プラスチックなどで作られた偽物は、色合いが均一すぎたり、質感が軽かったりする特徴があります。
確実な判断は専門家でなければ難しいため、購入する際は信頼できるお店を選ぶことが最も重要です。
まとめ
赤珊瑚の価値は、長い年月をかけた成長と採取の難しさから生まれる希少性、そして世界中で宝として扱われてきた歴史的背景に支えられています。
さらに、国内外からの根強い需要が、その価値を一層確かなものにしています。
品質を見極めるには、色と照り、天然の証である「ヒ」や「フ」の状態、そして原産地が重要な手がかりとなります。
深海が育んだこの美しい宝石の知識は、あなたがその魅力に触れるとき、きっと役立つはずです。
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