骨董品が贋作だったケースはある？見分け方もご紹介！
骨董品は、価値を一目で判断するのが難しいです。
そのため、本物だと思っていても贋作だった、というケースが多いです。
売却を考えている方の中には、鑑定に出して贋作だったら恥ずかしい、と思っている方も多いでしょう。
この記事では、骨董品が贋作である可能性とその見分け方について、深く探ります。
【目次】
骨董品が贋作だったケースはある？
中国の驚愕の事実
日本での贋作問題
鑑定士でも難しい真贋の判断
骨董品が贋作かどうかの見分け方
1:作者のサインや署名の確認
2:製作された年代と品物の状態
3:使用されている素材の確認
まとめ
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骨董品が贋作だったケースはある？
中国の驚愕の事実
中国は多くの骨董品が生まれる土地でありながら、その95%が贋作であるという衝撃の事実があります。
中国政府の許可さえあれば、贋作を合法的に製造、販売することができるのです。
このような状況が生んだ結果、市場に出回る骨董品の大多数が贋作という悲しい現実が広がっています。
日本での贋作問題
日本でも、骨董品の贋作は少なくありません。
特に有名なのは、陶工・野々村仁清の作品です。
仁清の作品は高く評価されているため、その偽物も多く出回っています。
日本では「偽物を取り扱っていた」と証明するのが難しく、そのため罪に問われるケースは少ないのです。
鑑定士でも難しい真贋の判断
骨董品の真贋は、専門家である鑑定士でも間違えることがあります。
「鑑定士に鑑定してもらったのに偽物だった」という事例も少なくありません。
このような状況からも、骨董品の真贋判断は容易ではないと言えます。
骨董品が贋作かどうかの見分け方
骨董品が贋作であるかどうかは、以下の3点に注目して見分けましょう。
1:作者のサインや署名の確認
骨董品において、作者のサインや署名はその真贋を判断する最初のステップとなります。
このサインや署名が確認できれば、その骨董品が本物である可能性は格段に高まります。
しかし、注意が必要なのは、贋作製作者も巧妙にサインや署名を模倣するケースがある、ということです。
さらに、鑑定書や証明書にも同様のサインや署名がある場合、その信憑性はさらに増します。
しかし、これらの書類も偽造される可能性があるため、それらが発行された機関や日付、その他の詳細情報も綿密に確認しなければなりません。
2:製作された年代と品物の状態
骨董品の作者が判明した場合、次に知るべきはその製作された年代です。
この年代情報は、骨董品自体の状態と照らし合わせることで、その真贋をより確かに判断できます。
例えば、ある絵画が18世紀に描かれたものであるとすれば、その色の鮮やかさやキャンバスの状態、使用された絵の具の種類などが、当時の技術や素材と一致するかどうかを確認することが重要です。
また、その年代特有の製作技術やスタイル、使用されるべき素材なども考慮に入れ、全体的な矛盾がないかを慎重に評価する必要があります。
3:使用されている素材の確認
高価な骨董品、特に彫刻や装飾品には、象牙、翡翠、金、銀などの貴重な素材が使用されることが多いです。
これらの素材は一般的に再現が難しく、特に象牙や翡翠などは独特の質感や光沢、重量感があります。
したがって、これらの素材を正確に評価できる専門の機器や知識が必要です。
例えば、金や銀の場合、純度を確認するための化学的なテストが可能です。
また、翡翠や象牙の場合は、特定の波長の光を当ててその反応を見るなど、専門的な鑑定方法が存在します。
これらの手法を用いて素材の真贋を確認することで、その骨董品が本物である確率は大いに高まります。
このように、骨董品の真贋を確かめるには多角的な視点と詳細な調査が不可欠です。
単一の要素だけで判断を下すのではなく、複数の要素を総合的に評価することで、真の価値を見極められます。
まとめ
中国や日本での贋作問題、鑑定士でも難しい真贋の判断など、骨董品には多くの落とし穴が潜んでいます。
しかし、作者のサインや製作年代、使用素材などをしっかりと確認することで、その真贋の見極めが可能です。
美と欺瞞が交錯する骨董品の世界で、真の価値を見極める知識と視点を持っておきましょう。
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